長い間名前だけは知っていた「三体」ですが、Netflixでドラマ化されると聞いて、ついに読む決心がつきました。普段中国語名が出てくる作品を読まないので、「これ誰だっけ・・・？」となりがちですが、さすがはハヤカワ様！！栞に主要人物一覧が載っているので自分でも最後まで付いていくことができました！ また、キャラクターたちの心理描写も秀逸で、彼らの経験や決断が未来にどのような影響を及ぼすのか、ページをめくる手が止まりませんでした。特に、文化大革命の描写から入るので、このあたりの歴史にあまり馴染みのなかった自分は何が関係あるのか疑問符を浮かべながら読んでいましたが、物語を一通り読み終えてから初めの部分を再読すると、そこに描かれた出来事がなぜ重要であったのか、全てがこの時期に端を発していることに気づき、鳥肌が立ちました・・・！ 物理学的な考証には付いていけてない箇所も結構あるような気がしますが、ハラハラドキドキしながら読み進めることができました！ これからドラマを観ていこうと思いますが、、、これ実写化できるの・・・？笑

発売された2019年に買っていたのに2回ほど挑戦しては途中で挫折し、この度三度目の正直でようやく読み終わった。挫折した箇所（序盤の文化大革命を基にした場面）を乗り越えて現代パートに入り読み進めていくとどんどん面白くなり、最後には世界観がようやく分かり（物理の細かい理屈は分からず雰囲気だけ理解したところもあったが）、続きが気になる終わり方だった。毎日少しずつ読んでいた時間が楽しいものだっと思えた本。今後が楽しみ。