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リリース 光文社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2018/10/10 |
JAN | 9784334777296 |
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私の感想は星3.3。 ジェンダーレスが実現した?世界で、異性愛者が少数派で、危険視される世界。 正直エンダの思想は危険だと思うし、それで行動されるのははっきりいって気持ち悪い。でも、それだけで異性愛者が排除されるべきかと言えば、もちろんそうじゃない。 ありそうな世界で、なんであん...
私の感想は星3.3。 ジェンダーレスが実現した?世界で、異性愛者が少数派で、危険視される世界。 正直エンダの思想は危険だと思うし、それで行動されるのははっきりいって気持ち悪い。でも、それだけで異性愛者が排除されるべきかと言えば、もちろんそうじゃない。 ありそうな世界で、なんであんな偏った思考を持つ人がトップになれるんだろう、とか思ったけど、どちらが正しい考えかなんてないわけだし、結局はマジョリティの方が正しいみたいになるし、世の中って不安定なものなんだなとか考えさせられたり。 もっと自他の境界線を意識したらより良くなるのかなー。
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文学賞メッタ斬りの YouTubeで、豊崎さんが紹介されていたので読んでみた。 豊崎さんの紹介の中で 「古谷田さんは、フェミニストではあるけれども、公平な目を持って いる方」「男女の特性を否定することで、男女同権が実現された仮想の世界 (オーセル国) を描きながらも、それが本当に...
文学賞メッタ斬りの YouTubeで、豊崎さんが紹介されていたので読んでみた。 豊崎さんの紹介の中で 「古谷田さんは、フェミニストではあるけれども、公平な目を持って いる方」「男女の特性を否定することで、男女同権が実現された仮想の世界 (オーセル国) を描きながらも、それが本当に一番良いのか、と疑義を唱えている」と触れられていたが、読んでみて、けっこう衝撃だった。 男女同権が実現し、同性婚が合法化されている、と言うと、一見、理想的な世界が実現したように思えるのだが、オーセル国では、むしろ異性愛者がマイノリティーになり、同性愛者 が新たなマジョリティーになっている。 そして、男女同権と言うけれど、女性優位と受け取れるような世界だった。 それはそれで、どうなんですか?それが理想の世界ですか?と感じてしまう。女性がこれまで虐げられてきたのだから、男性が虐げられているくらいの世界がちょうどいい?そんなことは、女性である私でも思えないのだ。 最初の方を読んでいる時は、実は、結構良いのではないか、と思ったのだ。 同性愛者でも子供を持つことが可能だし、現代のほとんどの女性が子供を持つことでぶつかる壁、家庭と仕事の両立、これが、女性同士で家庭を持てることでかなり改善されるのだから。 男女の特性 を否定する、つまり性によって背負わされる役割を放棄できる、ということだ、いいじゃない!と。 しかし、この小説はそう単純ではない。スパームバンクなるものがあって、男性自身が拒否しているのに、そして表面上は、国は強制していない、と言うことになっているのに、バンクへの登録が強制されている。(あまり描かれてはいなかったが) 代理母の問題もある。 それは違うなあと。社会によって性ごとの役割を強制されない、 と言うことは、女性にとってもそうであるように、男性にとってもそうでなければならない。 男女同権とか LGBTの 人の生きやすさとか、実は本当の実現は、結構難しい問題なのかもしれないな、と思わされた。 古谷田さん本人のエッセイが興味深かったので、メモを残しておく。 → https://www.bookbang.jp/review/article/520424 さよなら、ベグデル――『リリース』刊行エッセイ 古谷田奈月
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【ジェンダー問題】様々な切り口でジェンダー問題を描く小説を紹介!~名作ゴン攻めあいうえお~ https://youtu.be/wSrWo_-JGWI
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