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文字渦
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文字渦
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商品レビュー
4
44件のお客様レビュー
筆者が文字をとにかく捏ねくり回す作品。 文字をこれでもかと弄り倒す、それが一番この作品を表すのにちょうどいいかな、と思います。 文字を1つ書く、それだけで考えられることはたくさんある。 例えば「の」という字があったとして、誰が書いた?とかどんな意味が?というのはもちろん何故「の」...
筆者が文字をとにかく捏ねくり回す作品。 文字をこれでもかと弄り倒す、それが一番この作品を表すのにちょうどいいかな、と思います。 文字を1つ書く、それだけで考えられることはたくさんある。 例えば「の」という字があったとして、誰が書いた?とかどんな意味が?というのはもちろん何故「の」を選んだのかというのは「の」のつく言葉を書こうとした以外にも、もしかしたら「の」の丸みを注目したのか記号としての「の」なのか「もしかしたら、のが家出してきたのかも」などなど色んな考察ができる。 このように、一般的な考え方の文字の使い方とは限らないところに作品の面白さがある。 小説ではなく、学術書のような話、SFに寄った宇宙と文字の話、まるでムシキングやポケモンカードのような対戦型の文字、ずっと夢の中にいるときのようなファンタジー、真面目に一字一句読むのは正直疲れました。
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導入の「文字渦」がとても好き。文字の持つイメージや芋する分物と引き剥がされ、機構としての「文字」担っていく過程が秦王嬴、後の始皇帝と陶工俑と交わされる会話の中で作り上げられていくのが良かった。 読み従っていく間に固着した「文字」が様々な書き手と書き手の中で少しずつ意味を変え最後に...
導入の「文字渦」がとても好き。文字の持つイメージや芋する分物と引き剥がされ、機構としての「文字」担っていく過程が秦王嬴、後の始皇帝と陶工俑と交わされる会話の中で作り上げられていくのが良かった。 読み従っていく間に固着した「文字」が様々な書き手と書き手の中で少しずつ意味を変え最後には「かな」になり解体していく文字の大冒険を楽しむ本。 「誤字」の章はDTPオペーレーターや校正の方々の苦労が忍ばれて本筋とは別のところで泣けた。
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難しい。言いたいことはわかる。だけど読んでも意味がふわふわ滑ってしまい、戻って読むという作業が必要だった。 特に二番目の緑字。 えーん、なにー?と何度も読んでいて迷子になったし。 速読するタイプの私には特にこの作業はしんどかったけど、それ以上に面白いのだ。 ちくちょーと言いたくな...
難しい。言いたいことはわかる。だけど読んでも意味がふわふわ滑ってしまい、戻って読むという作業が必要だった。 特に二番目の緑字。 えーん、なにー?と何度も読んでいて迷子になったし。 速読するタイプの私には特にこの作業はしんどかったけど、それ以上に面白いのだ。 ちくちょーと言いたくなる気持ちを抑えながら(面白いから難しいのに読んじゃうだろう、のちくしょー)なんとか読みました。 面白い。というか、絶対に私には書けない(他のものなら書けるという意味ではなく) なんか、すごかったです。
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