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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2018/06/29 |
JAN | 9784041049105 |
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商品レビュー
3.5
56件のお客様レビュー
家族だからこそ抱く憎しみがある。家族なのになぜという苛立ち。 家族というだけで何故か分かり合えるのが当たり前と思ってしまうけれど、実はそれぞれ1人の人間で。ましてや親はもともとは他人同士なわけで。ああはなりたくないと思いながらも、ふと自分の中に似ているところを見つけて絶望する。 ...
家族だからこそ抱く憎しみがある。家族なのになぜという苛立ち。 家族というだけで何故か分かり合えるのが当たり前と思ってしまうけれど、実はそれぞれ1人の人間で。ましてや親はもともとは他人同士なわけで。ああはなりたくないと思いながらも、ふと自分の中に似ているところを見つけて絶望する。 家族は支えであり、重荷であるとつくづく思いました。だからといって、顔も見たくないくらい嫌いなのかと言われるとそうでもないし…。 適度な距離感と、相手に対する寛容さをお互いがもつていれば幸せなのかなと思いました。
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※このレビューにはネタバレを含みます
最近お気に入りの彩瀬まるさん作品。 主人公がどうしても好きになれなかった。 自分より立場が下だと見なした恋人や編集の緑川に対する、「教えてやればいい」「教えていかなければならない」等の言葉が鼻について仕方がない。 なんでも家族や生い立ちの所為にしている姿も酷く傲慢に見えてもやもや。 でも主人公の「私はこんなに恵まれていないのに!」と地団駄を踏んでいる様が私自身と重なる部分も多く、痛い所を突かれているような気持ちになった。 暗くて重いままお話は締め括られるのかな?と思っていたけど、気付きを得た主人公が前を向いて生きていけそうで、良い読了感。 主人公は好きになれなかったけど、お話はとても好き。 主人公が漫画家で、心境と作品の傾向がリンクしている所も好きだった! 最近、「家族」をテーマにした小説を読む機会が多い。 「父」であっても、「母」であっても、個々の人間なんだよな。と、そんな当たり前の事を最近になって理解したように思う。
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彩瀬 まるさんの長編小説 主人公は斑木(まだらぎ)アスカのペンネームを持つ漫画家 本当の名は錦野明日香、31歳 仕事も成功し、5歳年下の俳優、冬馬と同棲し、一見なんの不自由もない生活を送っている様に見える。 だが長らく疎遠だった父が亡くなり、遺産として大きな洋館が残され、そ...
彩瀬 まるさんの長編小説 主人公は斑木(まだらぎ)アスカのペンネームを持つ漫画家 本当の名は錦野明日香、31歳 仕事も成功し、5歳年下の俳優、冬馬と同棲し、一見なんの不自由もない生活を送っている様に見える。 だが長らく疎遠だった父が亡くなり、遺産として大きな洋館が残され、その屋敷の整理をして行くうちに過去から現在までの様々な出来事に想いが巡り、今の生活が少しづつ崩れて行く様が不穏な空気感の中で描かれている。 父親に対して燻っていた感情が、屋敷の整理と言う行動を通して表面化した時、明日香の内に秘めていた思いが冬馬に対して爆発してしまう。 明日香の言う「愛」とは冬馬にとってはただの執着で忠誠でしかない。 明日香の発する言動からいかに愛情に餓えていたかが感じられヒリヒリする。 淡々と静謐な雰囲気で描かれているが、人と人の関わり方、人間のエゴイズムなどが表現されていて深みがあった。 ざらざらとしているけれど、ラストには気づきもあり読後感は良かった。
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