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ノモレ

国分拓(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2018/06/22
JAN 9784103519614

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商品レビュー

3.9

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2024/03/23

秘境になぞ行かなければいいのに。 アフリカへ、エベレストへ、南米アマゾンへ。 SAF燃料使用の航空機に乗って、太陽光発電パネル付きのコテージでバイオトイレを使い、野生動物とは適切な距離をとる。なぜにそんな旅が必要なのか。 もちろん分かっている。 素晴らしい自然や伝統文化を活用し...

秘境になぞ行かなければいいのに。 アフリカへ、エベレストへ、南米アマゾンへ。 SAF燃料使用の航空機に乗って、太陽光発電パネル付きのコテージでバイオトイレを使い、野生動物とは適切な距離をとる。なぜにそんな旅が必要なのか。 もちろん分かっている。 素晴らしい自然や伝統文化を活用したエコツーリズムを推進することで、その“観光資源”を守っていくために行政による保護がさらに進む。 そうして先住民の生活環境は向上し、自然や文化も保全される。観光業がなければ、森は大豆とコーン畑に代わり、下請け労働者になるしかない。 違法伐採により動植物もますます失われてゆくだろう もう後には退けないのだな。 唯一の正解に付き従って、残された限りある時間を少しでも引き延ばせるよう、僕らはサスティナブルにサヴァイヴするしかない。 2086年まで人は増え続け、人が減っても圧倒的に消費量は増加する。地球には金を産まずに放っておける場所などもはやない。 そんな僕のつまらない書き込みは、この素晴らしく真摯なノンフィクションに対する書評ではない。 文明に馴化した先住民族のリーダーであるロメウは政府の要請により、密林の奥に住む文明を知らぬ謎の部族と接触を図る。 彼らとは言葉が通じるのだ。彼らは、一族の伝承に伝わる曽祖父が100年前に森の中で生き別れたノモレ(仲間、友)なのか。 感染症に対する免疫を持たない先住民族は、完全に隔絶しない限りは生き残る術はない。 保護して文明化するか、そっと絶滅を待つかの二択でしかない。 一族の都市での苦渋に満ちた生活を知るロメウに答えがあるわけではない。 入植してきた白人によって文明化させられた元先住民族の視点から描かれる、言葉が同じであっても理解しあうことができない人々への熱い思いと苦悩の物語に、感情が揺さぶられる。 だがしかし、と思う。 誰にも答えることが能わぬ問いを考え続けることすら、現代のスピードは許さないだろう。 筆者によれば、本書が刊行された2018年時点で、この謎の人々が暮らす森ーマヌ国立公園ーは、年間二万人を超える外国人観光客が訪れているのだから。 地球には秘境などもはやないのだ。

Posted by ブクログ

2023/11/18

アマゾンの奥地に住む文明と接触の無い先住民のことをイゾラドと呼ぶらしい。 彼等はアマゾン流域に住んでいるので、ペルーやブラジルの国が保護している。本書を読むと彼らとの交流の難しさがよく伝わってくる。 彼等はとにかく感染症に対する免疫がないので、外部の人間と交流して菌を貰おうものな...

アマゾンの奥地に住む文明と接触の無い先住民のことをイゾラドと呼ぶらしい。 彼等はアマゾン流域に住んでいるので、ペルーやブラジルの国が保護している。本書を読むと彼らとの交流の難しさがよく伝わってくる。 彼等はとにかく感染症に対する免疫がないので、外部の人間と交流して菌を貰おうものなら、あっという間に一族が死に絶えたりする。 外部と接触しないような方法をとったとしても、広大なアマゾンには密猟者が勝手に入って来るので管理が不可能。結局、じわじわと彼等が望めば接触し文明化していく方法にしているようだ。 意外な事に彼等は泳ぎは知らないらしい。 今回コロナの流行でどうなったか心配。

Posted by ブクログ

2023/10/30

素晴らしいノンフィクション。21世紀の今なお、アマゾンの奥地には、文明人との接触もなくどこに何人いるかも分からず、セスナに向かって弓矢を射ようとする先住民族が存在することに驚き。

Posted by ブクログ

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