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リトル・バイ・リトル 角川文庫

島本理生(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2018/05/25
JAN 9784041067505

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商品レビュー

3.6

21件のお客様レビュー

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2024/04/08

この小説と出会ってもう十数年経っていることに驚きます。何度も繰り返し読んでは、初めて読んだ頃に少しだけ戻れる気がしてしまいます。この物語をずっと大事だと感じられるように生きていきたい。

Posted by ブクログ

2023/02/27

島本理生さんが20歳の頃に書いた作品。 昨今の小説と比べると幼さを感じるのは否めないが、それでも島本さんの優しさが滲み出ている本だった。 ✏どんな言葉にも言ってしまうと魂が宿るんだよ。言霊っていうのは嘘じゃない。書道だって同じことで、書いた瞬間から言葉の力は紙の上で生きてくる。...

島本理生さんが20歳の頃に書いた作品。 昨今の小説と比べると幼さを感じるのは否めないが、それでも島本さんの優しさが滲み出ている本だった。 ✏どんな言葉にも言ってしまうと魂が宿るんだよ。言霊っていうのは嘘じゃない。書道だって同じことで、書いた瞬間から言葉の力は紙の上で生きてくる。そして、書いた本人にもちゃんと影響するんだよ。

Posted by ブクログ

2023/02/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「今ここで死んじゃうのもいいなんて、ちょっと思った」 人生で初めて読んだ小説。主人公ふみの抱える闇に、柔らかな光を灯してくれるキックボクサー・周の純粋さが心地よい。少しやんちゃなお母さんや、変わり者の周のお姉ちゃんもいいキャラ。柳先生の優しい語り口も好きだった。島本理生さんの語り口含め、エモさの塊のような作品。 以下、セリフメモ。 ≪店のシャッターが閉まってコンビニだけが強い明かりを放つ夜の道を、彼は無言で自転車をこいだ。その背中に自分の体をつけると鼓動が二重に響いて二つの心臓を抱いた気がした。気の遠くなるような音だった。≫ ≪ ひまな時間にはたいがい周のことを考えた。二人で出かけた少ない思い出を何度も頭の中で再生しすぎてすり切れてしまうと、今度は知っている曲をかたっぱしから小声で歌い、最後には電柱の数をかぞえた。そんなふうに過ごしているうちに、日は暮れていくのだった。≫ 「でも、他人には言わなきゃずっと分からないままですよ」 「他人って」 「たとえば俺とか」 周は強い口調でそう言うと、すぐに表情を緩めて、いつものおっとりとした調子で続けた。 「毎回怖いって思うたびに、そう言えばいいじゃないですか」 「そうかな」 「そうですよ」 ≪ 橋を渡ってから公園の奥まで歩いていた途中で急に腕をひかれて、背の高いしげみの中に入った。まるで野犬が飛びかかってきたようだと思いながら木の枝や落ち葉や虫を飲み込んだ土の上に横たわると、じっとりと湿った柔らかさに吸い込まれそうだった。覆いかぶさった周の肩の向こうに色の濃い葉をつけた枝が何本も伸びていて、隙間からは小さな夜空が見えた。私たちはそこで寝た。長いような短いような、伸縮自在の時間の中で。≫

Posted by ブクログ

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