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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2018/05/11 |
JAN | 9784163908366 |
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飛ぶ孔雀
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飛ぶ孔雀
¥825
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商品レビュー
3.6
17件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
山尾悠子五作品目、『飛ぶ孔雀』。芸術選奨文部科学大臣賞、日本SF大賞、泉鏡花文学賞受賞という輝かしい受賞歴なので、とりあえず読もうと思っていた山尾悠子作品の中で最後に据えた、という経緯がある。残念ながらこちらも、ノレない方の山尾悠子作品となった。本作は「飛ぶ孔雀」と「不燃性について」の中編二編ともいうような構成だが、どちらかというと掲題作品よりも「不燃性について」の方が好きだった。最初から登場人物が消滅したり…と穏やかでない出だしだったのもあって笑。 山尾悠子作品の途中で何を読んでいたかわからなくなる現象にはある程度慣れたつもりであったが、いくら幻想文学とはいえ…という感じで今回ほとんどノレなかった。鏡花と比較されることもあるとのことで、いや鏡花も途中でわからなくなることあるけれど、全然ノレるというか酔えるんだけどなあという。山尾悠子は別に酔える作品を目指しているわけでは全然ないと思うのですが、それなら鏡花と比較している人々はどこら辺が…?と思うわけで(鏡花で酔ってない人がいるの?!という前提ですけど)。 その一方で、やはり現代に生きる作家が「物語」を作るとしたら、こういう風景に多かれ少なかれなるしかないのだろうかという気持ちにもなっていました。鏡花のような情景は生まれえないのかなと。 山尾悠子作品が好きな人にぜひ魅力を解説してもらってポイントを抑えたい笑。 そして言いたいのは、「これはSFなんですかね?」という笑
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
事故を機に「火が燃え難くなった」という一文にまず興味をかきたてられる。 難解で複雑に入り組んだ、見たことのない世界が頭の中に構築されていく。そして少しずつ出される情報を頼りにして、魅力的なその一端に触れたような心持ちになる。それなのに本を閉じたら、確かに掴んでいたはずの物語がさらさらと指の間から抜け落ちて消えてしまうよう。 二度目を読むと時系列や登場人物が整理されて、見えるものが確実に増えていく。読み耽り何度も味わいたい作品。
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読解力が無いせいで、読めども読めども全容どころか一端も掴めず。 幻想小説は理解するというより味わうものだと思うことにする。
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