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宇喜多の楽土
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宇喜多の楽土
¥220
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商品レビュー
3.6
52件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
タイトルに「宇喜多」とあったので、デビュー作「宇喜多の捨て嫁」同じ感覚で読み始めましたが、宇喜多秀家の長編ものでした。八郎という名前に、最初、直家かと思ってしまいました。 「生き方を変えられぬ」 「人生をやりなおせたら、ちがう行動を、とるだろうか。答えは否だ」 とても心に迫るものがありました。 やるせない、切ない、でも信念を貫く潔さを感じました。
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初・木下昌輝。 本格的な歴史小説ですが、登場人物のキャラの問題かな、どこか乗り切れず。 主人公は戦国武将の宇喜多秀家。タイトルの「楽土」である児島湾干拓は秀家の悲願だと書かれています。しかし、全国に先駆けて行われたその業績の歴史的価値を謳うことも無く、干拓業務への関わり方も部下に...
初・木下昌輝。 本格的な歴史小説ですが、登場人物のキャラの問題かな、どこか乗り切れず。 主人公は戦国武将の宇喜多秀家。タイトルの「楽土」である児島湾干拓は秀家の悲願だと書かれています。しかし、全国に先駆けて行われたその業績の歴史的価値を謳うことも無く、干拓業務への関わり方も部下に任せっきりの様に見えて、主人公の価値を十分に高めていません。妻のお豪との純愛もどこか中途半端な気がします。全体を通して、主人公の颯爽とした部分や成功は少なく、どちらかと言えばネガティブな場面ばかりが続きます。 脇役となる秀吉や家康もどこか平べったい感じがしますし、特徴的な宇喜多左京のキャラは最後まで掴み切れませんでした。ひょっとしたら、前作になる『宇喜多の捨て嫁』を読んでないとダメなのかもしれませんが。 しかし、なぜ最後まで秀家は豊臣家に忠実だったのでしょう。この物語の設定では、秀吉からは恫喝で縛られていたし、秀頼よりも秀頼を跡継ぎにする為に殺される秀次などの秀吉の養子達と近い。その設定なら秀吉亡き後、離れて行っても良いはずなのに、八丈島に流された後もなお豊臣家に立ち向かうことを拒否する。どこか説明が欠けている気がします。 なんか惜しいな。
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激動の時代を生き抜いた宇喜多秀家の人生を、ただつらつらと辿るのではなく、彼の人生のターニングポイントにフォーカスする事でテンポの良いストーリー展開になっている。 さらにそれにより、彼の心情まで深く掘り下げられてるように感じる。
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