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侵略する豚
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侵略する豚
¥605
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商品レビュー
3.4
5件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
農業とその販路について国全体で対策している米国と、それとは反対に零細農家に第6次産業まで押し付ける日本、一方で汚染された国土での自給率95%をあきらめ、輸入依存度を高める中国。そこへ貿易自由化と保護貿易が鬩ぎ合う。日米友好の為に送られてきた35頭の豚には、アメリカのしたたかな農作物拡販戦略隠れていた。戦いはまだ続いていてこの先も終わる気配はない、と実感。
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表紙の絵は、1960年にアイオワ州(米国)から山梨県に送られた35頭の豚に基づくものです。まあ、言いたいことは理解できないでもないけど、全体としてまとまりの無い文章です。
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戦後の日本の食料自給率は、最高点の79%から年々低下し、今や37%に滑り落ちている。食料はほとんどアメリカなど外国からの輸入に頼り切っている日本。本作は、国のこうした状況に警鐘を鳴らしている。 主に「食肉」という観点から、日本がいかに海外の畜産農家に頼りきっているかを読者に示す。...
戦後の日本の食料自給率は、最高点の79%から年々低下し、今や37%に滑り落ちている。食料はほとんどアメリカなど外国からの輸入に頼り切っている日本。本作は、国のこうした状況に警鐘を鳴らしている。 主に「食肉」という観点から、日本がいかに海外の畜産農家に頼りきっているかを読者に示す。 食肉や関税などを巡る様々な現状ももちろん興味深かったが、後半に語られる習近平国家主席の半生エピソードに一番驚いた。冷血無慈悲なリーダーという、自分の勝手なイメージとはかけ離れた話ばかりだった。 様々な苦境を乗り越えて今の地位についたのだと知り、もっと中国や彼自身のことを知りたくなった。 新しい知識の詰まった一冊だった。
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