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あしながおじさん 続 新潮文庫

ジーン・ウェブスター(著者), 畔柳和代(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2017/05/27
JAN 9784102082041

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あしながおじさん 続

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商品レビュー

4.2

24件のお客様レビュー

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2024/03/30

この本のタイトルが『続あしながおじさん』でなければおそらく私は最後まで読まなかったしなんだったらパラパラとめくってすぐに図書館の本棚に戻しただろう。そのくらい、私にはこの本が合わなかった。 私が合わないなと感じた理由に「私の視線が誰にも憑依されないこと」があると私は考える。『あし...

この本のタイトルが『続あしながおじさん』でなければおそらく私は最後まで読まなかったしなんだったらパラパラとめくってすぐに図書館の本棚に戻しただろう。そのくらい、私にはこの本が合わなかった。 私が合わないなと感じた理由に「私の視線が誰にも憑依されないこと」があると私は考える。『あしながおじさん』では私の視線は手紙を本来読んでいる人間とリンクしており、次はどんな内容のものがくるのか・自分だったらどう返信しようかと自分が物語に入り込んでその世界観を味わうことが出来る。これは手紙形式の作品に共通する魅力であり、この効果を上手く使えるかどうかが作品の良し悪しを大きく分けるのではと私は思うのだ。 一方で、この本では宛先が複数おり私が本来の読み手と永続的にリンクしないため私の視線は書き手のサリーに戻ってきてしてしまう。それは手紙形式の醍醐味を失っておりサリーの独りよがりにしか見えなくなってしまう。だから、私はこの作品が楽しむことが出来なかったのだろうと今のところ考えている。この作品がもしサリーの日記という形式をとっていたならばサリーの書いた日記を閲覧しながら「こんな感じだったのだろうな...」と想像を膨らませるという楽しみ方が出来たかもしれない。 もちろん、良いところもある。孤児院という世間から最低限のものとしてしか見られない施設をその施設で暮らす子ども達にとって良いものにしようと斬新なアイデアで変えていこうとする姿は素敵だと思うし前作のジュディがその後どのように暮らしているのかも断片的にだが知ることが出来る。 だが、前作の良さを上手く活かしきれていないという点であまり他人にオススメはしないだろう。

Posted by ブクログ

2024/02/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あしながおじさんの続編。 ジュディの友人サリーが孤児院の院長として奮闘する物語。 あしながおじさん同様、サリーの書く手紙で物語が進んでいく。イラストがとっても可愛い。 サリーが新米院長として不満タラタラに(!)けれどガッツを持って働く姿、どんな困難にもユーモアを持って立ち向かう姿がかっこいい。 私は「先生」宛の手紙が一番好き。じれったいなあ、もう!とソワソワしながら読んだ。 そしてとびきりのハッピーエンドに、にっこりしながら本を閉じた。 正直、古い偏見に時代を感じる部分もあるけれど、(しっかりあとがきでフォローされていた)やっぱり心躍るハッピーなお話だった。 ただ、孤児院の子供にあてがわれたギンガムチェックの服が不満で、「ギンガムチェックの終焉!」とまで太字で手紙を書くサリー。 なんで!ギンガムチェック可愛いじゃないか…!!とそこだけ物申したい。

Posted by ブクログ

2024/01/31

この作品は、続あしながおじさん、と銘打ってあるけど該当する人物が話しに関わってるのはほんの一部だけで、原書のタイトルはあくまで『Dear Enemy』であり、そこが最大の焦点ってとこは間違ったらいけないな、と、読後の今に改めて感じる。 無印では著者のウェブスターが実際に孤児・感...

この作品は、続あしながおじさん、と銘打ってあるけど該当する人物が話しに関わってるのはほんの一部だけで、原書のタイトルはあくまで『Dear Enemy』であり、そこが最大の焦点ってとこは間違ったらいけないな、と、読後の今に改めて感じる。 無印では著者のウェブスターが実際に孤児・感化院で観察した人物のあくまでも理想形がジュディというキャラクターに投影されているように見え、続では集団そのものをまとめあげている人物サリーに加えて、その環境を包みこんでいるもう少し大きな社会を映し出そうとする著者の目線として描かれたもの、という意図のように思う。 これは前作と同じ世界線で書簡体形式というスタイルが同じなものの、1作品を通して読者へ語りかけてくるメッセージ性が大きく違っていて、無印があくまでも単純な『個人の想い』なら、続は『個人を殺して人に尽くす想い』に集約されている。 学生気分が抜けず社交界に染まりかけた、いい階級の女性が孤児院の院長として社会貢献をしながら自覚が芽生え、自己犠牲の精神を育んでいく成長過程が印象に残る。 余談ですが、この作品内で、エレン・ケイの名前がでてきた辺りで、話の雰囲気が山本有三っぽく感じる部分があって、お互いにどっちが先か後かはわからないけど影響を受けあっていたのかな?って邪推してました。個人的にはそうだとちょっとニヤッとする。そんな感じ。

Posted by ブクログ

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