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白い衝動
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白い衝動
¥220
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商品レビュー
3.3
27件のお客様レビュー
主人公・千早の言う「包摂」、心情的に受け入れ難い。刑期を終えた人に対する差別はいけないという一方、実際のところ共同体において、他者を害したい衝動を持った人、他者に対して取り返しのつかないことをしてしまった人と一緒にいたくないというのは当たり前の心理だと思う。ただ「包摂」は千早自身...
主人公・千早の言う「包摂」、心情的に受け入れ難い。刑期を終えた人に対する差別はいけないという一方、実際のところ共同体において、他者を害したい衝動を持った人、他者に対して取り返しのつかないことをしてしまった人と一緒にいたくないというのは当たり前の心理だと思う。ただ「包摂」は千早自身を救うための祈りだと考えるとしっくりはくる。
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非常に興味深く好みのテーマだった。 悪とは何か、加害者家族、加害者の更生、被害者遺族等色んなテーマが書かれてて一気読み。 絶対悪ってのは存在すると思う。 ただし悪は時代や価値観やら宗教やらで、何が悪なのかは変わってくると思う。 白い山羊を殺したのが、加奈。ただし加奈は本当の加奈じゃなくて入壱の親戚の子。 秋成が殺したのかと思ってたのでびっくり!
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連続一家監禁事件を起こした男が、刑期を終え、自分が住む町に暮らしていることがわかったら。「人を殺してみたい」と告白する男子高校生。人はどこまで受け入れる事ができるか。小説というより何か学術本、哲学書を読んでる感じで、なかなか進まなかった。所詮他人の考えてる事なんてわからない。そん...
連続一家監禁事件を起こした男が、刑期を終え、自分が住む町に暮らしていることがわかったら。「人を殺してみたい」と告白する男子高校生。人はどこまで受け入れる事ができるか。小説というより何か学術本、哲学書を読んでる感じで、なかなか進まなかった。所詮他人の考えてる事なんてわからない。そんな他人、しかも犯罪を犯した者を信じるなんて無理。信じられない者を受け入れる事なんて尚更だ。
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