- 書籍
- 文庫
悪文
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
悪文
¥550
在庫なし
商品レビュー
3.6
21件のお客様レビュー
何と1960年に日本評論社から初版が刊行され、本書はKADOKAWAによる2016年発行の3版。 これ程長く読まれているのには、訳があるのですね。 それは日本語の誤用が今もってあり、ふと振り返ってみると、自分も変な文章を書いているのかも と心配になるからかも知れない。 読んで...
何と1960年に日本評論社から初版が刊行され、本書はKADOKAWAによる2016年発行の3版。 これ程長く読まれているのには、訳があるのですね。 それは日本語の誤用が今もってあり、ふと振り返ってみると、自分も変な文章を書いているのかも と心配になるからかも知れない。 読んでいて、新聞や雑誌の記事、宣伝のキャッチコピー等、出版物や一般の人に訴える文章においても、専門家から見ると、これは変やろと見破られてしまうケースが多いと分かった。 「日本語の乱れ」は、よく聞く言葉だが、自分も悪文を書いているのだろうと感じてしまう。 尊敬語と謙譲語をきちんと区別し、混じった文章としないこと。 文章は長くしないこと。 主語と述語の距離は、離さないこと。 主語はなるべく早く出すこと。 述語はなるべく受け身形としないこと。 新しい表現は、現在の言語習慣を土台にして、慎重に考え出すこと。 勉強になったが、果たして歯切れが良く、美しい文章を書くことが出来るのか……。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
文章を書くときは、相手に伝わること、達意を意識する。カタカナ、漢語、外国語、比喩表現などそれっぽくみせるために見た目だけ装うのではなく、正しい文章の知識の上であえて崩すことで相手により伝わりやすくなる。
Posted by
たまたま近隣の書店で紹介されているのを目にしてタイトルに驚いたが、書店の方が書かれているPOPを見て興味が湧いて読んでみた。 非常に面白く、文章の記述法について勉強になった。 同様のテーマを扱った著作には、本多勝一氏の「日本語の作文技術」や木下是雄氏の「理科系の作文技術」があり、...
たまたま近隣の書店で紹介されているのを目にしてタイトルに驚いたが、書店の方が書かれているPOPを見て興味が湧いて読んでみた。 非常に面白く、文章の記述法について勉強になった。 同様のテーマを扱った著作には、本多勝一氏の「日本語の作文技術」や木下是雄氏の「理科系の作文技術」があり、また学生時代の自分の指導教官であった高木隆司先生の「理科系の論文作法」など、いずれも名著ではあるが、本書も勝るとも劣らない良著であると思った。 特に、タイトルのとおり、新聞や雑誌、PTA会報などから問題のある文章を例示し、そのどこが悪いのかという点が開設されているのは、実際に同様の文章を目にすることも多く、非常に面白かった。 おかしみを覚えながら読み進めることで、作文する上での感覚を高めていくことができるのではないだろうか。
Posted by