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天を灼く
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天を灼く
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商品レビュー
3.5
18件のお客様レビュー
久しぶりにあさのあつこさんの時代小説です。 序盤のイメージはあさのさんが敬愛する藤沢周平の『蝉しぐれ』。三人の武家の少年の成長物語を思わせるとともに、主人公の少年の父は藩内の政争に巻き込まれ切腹します。ところが、柘植という正体不明の青年武士が表に出てくるあたりから『蝉しぐれ』から...
久しぶりにあさのあつこさんの時代小説です。 序盤のイメージはあさのさんが敬愛する藤沢周平の『蝉しぐれ』。三人の武家の少年の成長物語を思わせるとともに、主人公の少年の父は藩内の政争に巻き込まれ切腹します。ところが、柘植という正体不明の青年武士が表に出てくるあたりから『蝉しぐれ』から外れて行きます。 切腹した主人公の父親の生き方やその存念に納得できないところも有りますが、良く出来た時代小説だと思います。あさのさんの文体はもう少し鋭く靭かったと記憶しているのですが、やや抑えが効いていていい感じです。 途中からサスペンス感にあふれ、グイグイと引っ張られました。盛り上がったところで上手く終わらせられたので、この天地人の三部作、さっそく次も読んでみることにします。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
父親の潔白を証明するために前へ進む主人公とその家族、友人たち、少しずつ分かる真実と友との決別。 児童文学を多く手掛けてきた著者だけに、重い内容の中にも若く熱い心が描かれている。 最後はあまりはっきりした終わり方ではなかったが、政治の世界は潔癖な人はいないのは今も昔も変わらないんだろう。 主人公の今後の生き方が気になる。
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内容(「BOOK」データベースより) 元服を目前に控えた伊吹藤士郎は、天羽販上士の嫡男として何不自由ない生活を送っていた。だが突然、父の斗十郎が、豪商と癒着した咎で捕縛されてしまう。無実を信じながら母や姉と共に不安な日々を過ごす中、ついに斗十郎に切腹の沙汰が。一目会うべく牢屋敷に...
内容(「BOOK」データベースより) 元服を目前に控えた伊吹藤士郎は、天羽販上士の嫡男として何不自由ない生活を送っていた。だが突然、父の斗十郎が、豪商と癒着した咎で捕縛されてしまう。無実を信じながら母や姉と共に不安な日々を過ごす中、ついに斗十郎に切腹の沙汰が。一目会うべく牢屋敷に忍び込んだ藤士郎に、斗十郎は介錯を命じるが…。ひたむきな生を描く青春時代小説シリーズ、第一弾!
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