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アメリカ側から見た東京裁判史観の虚妄 祥伝社新書481

江崎道朗(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 祥伝社
発売年月日 2016/09/02
JAN 9784396114817

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商品レビュー

4.1

12件のお客様レビュー

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2023/02/26
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※このレビューにはネタバレを含みます

アメリカの民主党と共和党 民主党のルーズベルトは大統領就任すぐに、共産主義を掲げるソ連と国交を樹立し、反共のドイツ、日本に敵対的外交政策を取った。 そんな中、共和党議員たちが中立法を制定、外国で戦争が起きたときにアメリカが交戦国に軍需品を輸出、供与できないようにした。 その理由は、初代大統領ワシントンが唱えた外交原則に忠実であろうとしたから。 「戦争は政府への権限集中を生み、個人の自由を制限する。よって戦争は避けるべき。特に自国の安全保障と結びつかない外国の戦争には関与すべきでない」 共和党はこの非干渉主義の傾向が強い。 戦前、ルーズベルトに対し共和党は真っ向から反対していた。 弱く敗北した日本でなく、強い日本を維持することがアメリカの利益になる。強い日本がないと、アジアの軍事バランスが崩れてアメリカが介入せざるを得なくなる、と。 当時アメリカでは、このように対日経済制裁に反対していた勢力があったのが事実。 東京裁判を強行したのは民主党ルーズベルト政権であり、共和党(タフト議員他)は反対していた。 アメリカ人全員が、反日に燃え日本を侵略国家という烙印を押そうとしている、という見方は誤りである。 ルーズベルトが世界恐慌を機にニューディール政策を推進。 リベラル派官僚、労組、マスコミによるニューディール連合を形成。 民主党を支持する社会主義者たちの誕生。 ヴェノナ文書 アメリカのソ連・コミンテルンスパイと本国ソ連との暗号電文を1940-1944年にかけてアメリカ陸軍が傍受し、〜1980年の長期に渡りアメリカ国家安全保障局とイギリス情報部とが連携して解読した「ヴェノナ作戦」に関わる文書 ラフリン・カリー大統領補佐官 コミンテルンのスパイ。蒋介石政権と連携して日本空爆計画を立案。ルーズベルトが承認。真珠湾攻撃の4ヶ月以上前のこと。 ハリー・デクスター・ホワイト財務省通貨調査局長 コミンテルンのスパイ。在米日本資産の凍結。ハルノートの原案作成。 戦後はIMF(国際通貨基金)の初代専務理事として、世界銀行の設立に重要な役割を担う。 日本はルーズベルト政権を反日親中へと裏から操ったコミンテルン・アメリカ共産党と戦ったのである。 天皇宮家の解体 GHQの作った英語憲法草案を白州次郎らが日本語訳した。その際、日本に都合いいように訳し国体を守ろうとした。 「すべての皇室財産は、世襲の遺産を除き、国に属する」と訳したが、世襲の遺産を除き、は削除されてしまった。 これにより皇室財産は大きく没収され、皇室財政は逼迫、十一宮家の解体に追い込まれたのである。 皇室典範の位置付け 同じく白州次郎らは皇室典範を憲法と同等の最高法規の位置付けにしようと、日本語訳を工夫したが、GHQにより修正にあう。 その結果国会で皇室典範の改正が可能なルールになり、今話題の女系天皇、女性宮家が可能という解釈になっている。 これは共産主義者が国会で一定数確保されれば、合法的に皇室制度を改悪、解体することができることを意味する。 ヤルタ会談 1945年、米ルーズベルト、英チャーチル、ソ連スターリンの三国首脳会談。戦後世界の枠組みが決定された。 ①国連を設立し、戦勝国(米英仏ソ中)主導で国際秩序を維持する ②敗戦国のドイツ日本に対しては侵略国家として戦争責任を追求し、軍事力を剥奪し徹底的に封じ込める またこのとき、ソ連合意への見返りとして以下内容が結ばれた。 ・バルト三国など東欧をソ連勢力圏と認めること ・満州、南樺太、北方領土を与えること 戦後、東欧がソ連支配に苦しんだこと、極東の一連の危機(中国での内戦激化と中国共産党政府の樹立、朝鮮半島の分割、北方領土問題)はすべてヤルタ会談の密約に原因を辿ることができる。

Posted by ブクログ

2021/09/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これより後に出た本をたくさん読んでいるのでおさらい的な要素が強かった。IPR(太平洋問題調査会)が共産党シンパに乗っ取られていく過程や、共産党のメディアへの工作など。改めて、アメリカという国は一枚岩ではなく、ルーズヴェルト政権やヤルタ会談、東京裁判に否定的な保守側の人間もたくさんいることを頭に入れて国際情勢を見ていきたいと思う。

Posted by ブクログ

2021/06/21

アメリカの強さに守られていると無邪気に思い込みながら、それなのに、アメリカの実情を顧みたりすることなんかなく、日本はいまを生きている。なんて人任せで無責任。アメリカが転ければ、日本なんて存在ごとままならなくなるというのに。 アメリカと戦争し、負け、占領をされて、国というものを捻...

アメリカの強さに守られていると無邪気に思い込みながら、それなのに、アメリカの実情を顧みたりすることなんかなく、日本はいまを生きている。なんて人任せで無責任。アメリカが転ければ、日本なんて存在ごとままならなくなるというのに。 アメリカと戦争し、負け、占領をされて、国というものを捻じ曲げられた。と思っている日本人が、アメリカを嫌いで、アメリカと手をつなぐ日本が嫌いでいる。それも一つの歴史だ。戦争に負けたことで、日本がいまのような形になってしまったことも確かで、それは変えることができない。一方で、相手となるアメリカも、裏返しのように、戦争に至るところから、いままでを表してきたことがこの本の中で分かる。まるで相似形のように、日本とアメリカは過ごし、繋がってきたのだ。どちらが勝ったのかという視点ではなく、どちらもが負けたのだと捉えることで、何が現実として起きていたのかが見えてくる。大恐慌のときから、むしろそこに辿り着いたときまでを含めて、自由な経済主義が敗北し、社会主義という全体主義が世界を乗っ取り、それに乗じて、同じく共産主義が世界を染めていった。ここでひとつはっきりさせなければならないのは、共産主義が圧倒的だったのではなく、それに立ち向かう世界が圧倒的に幼かったということ。ごく僅かな共産主義者に対して、「同伴者FellowTravelers」「機会主義者Opportunists」「デュープスDupes」が取り込まれ利用されていったことで、世界は共産主義にいいように染められてしまった。いまの世界を壊してしまいたい彼らの望むがままに世界は負けていった。第二次世界大戦から続く現代世界史はそのほとんどが共産社会主義という全体主義の失敗というテストケースで埋め尽くされてしまった。 その失敗の後片付けはいまも全然続いている。日本もアメリカも、自由や平和、開かれた社会を建前にしながら、実は全体主義に傾斜しているメディアや教育、その他至るところに染み付いている存在が、日本を嫌いだ、アメリカが嫌いだと騒ぎながら、わざわざ自分の生きている社会を惑わし、狂わし、可笑しくさせるような行動をして憚らない。彼らは本当に主義の上に声を上げているのかもしれないが、いまの自分がどうしていまのように生きていられるのか、自分の足元を確かめることができない、ただの「デュープス(まぬけ)」にしか見えない。 間違ってしまった自分たちの姿に、アメリカはようやく目を向け、自分たちを変えていくことを始めている。それが、トランプの登場につながり、その後いままで、闘いがはげしく続いている。アメリカは日本よりもはるかにひどい状況だ。愚かな圧倒的な存在が遥かに幅を効かせている社会となっているけれど、でもその一つ一つに確固たる存在と理由を基にして闘い、打ち負かしているのがいまのアメリカの政治だ。アメリカは、やるときにはやるのだ。自分たちの間違いを認め、それを変えようと、自分たちを振り向けることができる。そのことが、いまの日本にはとてもできることではない。 既製のバカでしかないメディアというフィルターを通して、アメリカを捉えていては、可笑しな世界を見るだけで、何も現実に繋がってはいかない。アメリカは戦っている。いまの日本はアメリカに寄っているし、寄らなければならない。日本がアメリカを必要としているように、アメリカも日本を必要としているのだから。世界を可笑しくしてきたとんでもないイデオロギーとそれが撒き散らしたものに、あらためて断固として拒否し、取り除き、自分たちの国が当たり前に好きだと言える、その普通さをほんとうの普通さにするために、アメリカと日本はそれだけで、同じところに立っているはずだから。

Posted by ブクログ

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