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不機嫌な作詞家 阿久悠日記を読む

三田完(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2016/07/01
JAN 9784163905044

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商品レビュー

3.7

7件のお客様レビュー

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2021/09/10

阿久悠の全盛期って、1973-78年の6年間だったことを知り、そんなに短かったの⁈とただただ驚く。『スター誕生!』で毎週不機嫌そうな顔を見てた影響かな…。 その6年間に手がけた曲たるや、えげつなくすさまじいヒット曲群。〈ジョニィへの伝言・学園天国・北の宿から・ペッパー警部・渚の...

阿久悠の全盛期って、1973-78年の6年間だったことを知り、そんなに短かったの⁈とただただ驚く。『スター誕生!』で毎週不機嫌そうな顔を見てた影響かな…。 その6年間に手がけた曲たるや、えげつなくすさまじいヒット曲群。〈ジョニィへの伝言・学園天国・北の宿から・ペッパー警部・渚のシンドバッド・UFO・サウスポー・宇宙戦艦ヤマト・ブーメランストリート・津軽海峡冬景色・能登半島・勝手にしやがれ・林檎殺人事件…〉 ジュリーが帽子を飛ばし、山本リンダが、ピンクレディーが乱舞した時代を創り出し、シングルレコードの総売上枚数は何と7千万枚。 怒濤の6年間を経て、超売れっ子作詞家は創作活動を小休止し、元々作家志望であったこともあり、小説に軸足を置き始める。 1980年の大晦日、八代亜紀の『雨の慕情』で5度目の日本レコード大賞を受賞。明けて81年の元日TBSの演出家 鴨下信一からプレゼントされた日記帳を開く。以後、亡くなる半月前の2007年7月15日まで27年間日記を更新し続ける。 日記にはいくつものルールが設定されている。 ①日記を開くのは深夜。1日1ページとする。 ②家の数カ所にハガキ大のメモ用紙を配置。そこに思いついたことを書き、夜にそのメモを回収し、日記帳へ転記。 ③行動録・備忘録・本や新聞から得たネタ・世間を騒がせているニュース・株価・天気・琴線に触れた出来事・創作のアイデア等を横書きで整然とレイアウトし、書き留める。 そこには『山口百恵は原節子の隠し子であるという仮説で何が書けるだろうか…』なんていう意味深な一行もあったりする。阿久悠がなぜ山口百恵の歌を書かなかったのか?いまだによく語られる話もたまたま書く好機に恵まれなかっただけとのこと。 心象を綴る日記とは一線を画し、その日を阿久悠目線で編集し記録。43〜70歳まで『阿久悠版その日の出来事』を克明にした記録は、私家版昭和・平成史と言える。 本書は元NHKのプロデューサーであり、阿久悠のブレーンでもあった著者が、阿久悠の母校 明治大学〈阿久悠記念館〉に保管されている日記27冊・延べ1万ページを1年半を費やし、読み解く。著者は一節一節を道標とし、阿久悠の半生の旅路へ歩みを進める。 ◉作詞をする上でのモットー… ・怨念と自虐に頼らず書く。 ・どうせ、しょせんという言葉は使わない。 ◉人生の支えになった言葉… ・小学校の恩師がらは… 阿久悠少年の作文を読み、『きみの文章は横光利一を思わせる』。〈文章の神様〉と称せられた作家の文章のようだと激賞。 ・妻からは… 〈無名時代に〉『あなたは大丈夫よ』 ・父親から『お前の歌は品がいいね』 阿久悠はこの3つの言葉について、 『愛の鞭より悪意の飴のほうがありがたい』と口にしていた。阿久悠ならではの表現をもって、褒め言葉こそが人生のバネになると…。 大作詞家の矜持とどんな褒章より励みとなった言葉を胸に疾走した70歳の生涯を活写した労作。

Posted by ブクログ

2021/03/24

日記とは誰かに見られると意識して書いているわけではないから実直で読んでいて面白かった。父への思い、上村一夫とのつながり等々興味深く読めた。山口百恵に曲を提供していたらどんな作品に仕上がったのか、そんなタラレバも気になってしまう。平成に入って流行歌に力がなくなりテレビ番組がつまらな...

日記とは誰かに見られると意識して書いているわけではないから実直で読んでいて面白かった。父への思い、上村一夫とのつながり等々興味深く読めた。山口百恵に曲を提供していたらどんな作品に仕上がったのか、そんなタラレバも気になってしまう。平成に入って流行歌に力がなくなりテレビ番組がつまらなくなったことを嘆いている、阿久さんが活躍していた昭和40年代の歌は命が吹き込まれたようなものだなと感じる。

Posted by ブクログ

2018/01/30

阿久悠さんは、日記が誰かに読まれることを意識して書いていた、と言われております。多分、そうなんですね。読者を想定した日記、というのも、なかなか味のある展開。いきものがかりの水野さんも、NHK教育テレビの番組で、阿久悠さんの日記を読んでましたね。番組の中での、糸井重里さんのコメント...

阿久悠さんは、日記が誰かに読まれることを意識して書いていた、と言われております。多分、そうなんですね。読者を想定した日記、というのも、なかなか味のある展開。いきものがかりの水野さんも、NHK教育テレビの番組で、阿久悠さんの日記を読んでましたね。番組の中での、糸井重里さんのコメントが、秀逸だったです。(失われた父性への憧れ、を軸にすると、阿久悠さんの世界は、よく分かる?)

Posted by ブクログ

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