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隣りの不安、目前の恐怖 日本推理作家協会賞受賞作家傑作短編集 3 双葉文庫

アンソロジー(著者), 石沢英太郎(著者), 江戸川乱歩(著者), 折原一(著者), 鈴木輝一郎(著者), 宮部みゆき(著者), 有馬頼義(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 双葉社
発売年月日 2016/06/16
JAN 9784575658972

隣りの不安、目前の恐怖

¥385

商品レビュー

2.5

3件のお客様レビュー

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2019/10/02

6人の有名ミステリー作家の短編集である。 有馬頼義氏の作品は、今まで読んだ事が無かったのだが、「空家の少年」は、少年の初恋の感情が、隣家の15歳もの年上の人妻に 心が奪われる。 精神的な恋心なのだが、、、空気銃の発砲から、隣の庭の穴を掘っている事から、殺人事件の共犯者として、隣人...

6人の有名ミステリー作家の短編集である。 有馬頼義氏の作品は、今まで読んだ事が無かったのだが、「空家の少年」は、少年の初恋の感情が、隣家の15歳もの年上の人妻に 心が奪われる。 精神的な恋心なのだが、、、空気銃の発砲から、隣の庭の穴を掘っている事から、殺人事件の共犯者として、隣人の夫が、逮捕されるのだが、、、、最後の隣人の妻と少年の会話の後、空き家になった隣家から、見つかった者は・・・・インパクトが、強い作品である。 石沢英太郎氏の「その犬の名はリリー」 妻が、事故死した夫の残した可愛がっていた犬の名は、リリー。 そして、親しく通っていたスナックの名も「リリー」で、そこの雇われママは、妻の学生時代の友で、憎悪が、剥きだす。 しかし、本当に付き合って浮気した相手は、予想外の女であった。 江戸川乱歩氏の「陰獣」 ストーカーが、殺人へと発展するのだが、、、 屋根裏に居た人物は、誰だ? 実業家の小山田六郎か、探偵作家の大江春泥の平田一郎か? なぞときに、乱歩の上手さが、光る。 折原一氏の「耳をすます部屋」 仕事を持つ母と、主婦業の母との子供の同士の付き合いで、人の良い主婦が、学校の終わった後、面倒を見るのだが、、、子供も、遠慮が、助長してきて、横柄な態度に、、、、 一瞬、読んでいて、主婦の方が、堪忍袋の緒が、切れたのだと思ったのだが、、、意外な終り方であった。 鈴木輝一郎氏の「あなたのためを思って」 ゴミの中に、たまたま捨てられていた猫の死骸を入れたことから発端に。 そこに現れたのが、区民定着サービスの老婆。 そして、中国のようなどこの場所に居ても見られている感覚と、自分の生活に土足で、踏み込まれている感覚が、爆発してしまって殺人を犯して、老婆をゴミ袋に入れるのだが、、、、そこで、又別の人物が、現われるのである。 宮部みゆき氏の「さよなら、キリハラさん」 突然に耳が聞こえなくなってしまったら・・・・ ある一家に 家の中で、音が遮断されたようになる。 そして、キリハラなる人物が、現われ、音波管理委員会からの派遣されて来たという。しかし、実態は、父親と一緒の会社の研究スタッフであり、祖母の自殺をも止めた男である。 今まで、平穏に過ごしていたのに、、、、 会社の上司が、難聴をしないようにと、高性能の耳栓開発の為であった。 どれもこれも、読み終えて、短篇なのに、どっしりとした感覚であった。

Posted by ブクログ

2017/04/03

【収録作品】「空家の少年」 有馬 頼義/「その犬の名はリリー」 石沢 英太郎/「陰獣」 江戸川 乱歩/「耳すます部屋」 折原 一/「あなたのためを思って」 鈴木 輝一郎/「さよなら、キリハラさん」 宮部 みゆき

Posted by ブクログ

2017/01/07

さっくり読めるミステリー短編集  ほのぼのした宮部みゆき作品は既読だったけど、その他は楽しく読めた。短編は短時間一気読みてきるから、細切れ時間の活用に良いなぁ。

Posted by ブクログ

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