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道徳感情はなぜ人を誤らせるのか
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道徳感情はなぜ人を誤らせるのか
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商品レビュー
3.5
19件のお客様レビュー
あまり知られてない戦前・戦後の歴史的事件。 アダムスミスの『道徳感情論』の新しい読み解き方。 冤罪と感情のメカニズムをテーマにした壮大なまとめに感服です。
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文庫版「冤罪と人類」を見て在庫のあったこちらを手に。違いはあるんだろうか? いずれにしろタイトルから想起する内容は最後1割程度で、昭和25-30年頃の冤罪事件であった浜松事件と二俣事件の詳細と、そこに至る警察・司法制度史、鑑識技術史、紅林麻雄刑事、清瀬一郎、古畑種基博士と言った当...
文庫版「冤罪と人類」を見て在庫のあったこちらを手に。違いはあるんだろうか? いずれにしろタイトルから想起する内容は最後1割程度で、昭和25-30年頃の冤罪事件であった浜松事件と二俣事件の詳細と、そこに至る警察・司法制度史、鑑識技術史、紅林麻雄刑事、清瀬一郎、古畑種基博士と言った当時の異色な関係者についてが主。 むしろタイトルにある内容が蛇足。制度史と認知バイアスやサイコパスの話で分けた方が良かったのでは? 警察史自体は基礎資料に当たって他文献の孫引きなどを批判しつつよく調べてある。馴染みのない分野であることもあり、戦前から戦後にかけての司法制度史として面白いが、期待した内容とは異なった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ここまで古い事件を、当時の膨大な文献を繋ぎ合わせてここまで明らかにした著者の努力、根気に敬服。。 私も紅林刑事を憎む気持ちになったが、それこそ、道徳感情であり、冤罪のもととなる。皆が公平な観察者となる必要がある! 時代背景に関する描写が細かすぎて、流石に冗長な部分もあったが、アダムスミスの話が出てくる440ページあたりからのまとめは圧巻。 犯罪捜査にベイズ統計学が使われ始めた時期がわかって面白かった。なるほど!と納得。
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