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あの日
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あの日
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商品レビュー
3.5
136件のお客様レビュー
小説よりも小説的、一方でリアリズムに満ちた作品だった。この読後感は、10年以上前に読んだアンネの日記に似ている。 現実に起こったことなのに、小説よりも奇異で無惨で情けなく、不条理にすべてを奪い去り、見返りもなく終わる。悪い者は明らかにされず、ただ不条理な結末を受け入れるしかない。...
小説よりも小説的、一方でリアリズムに満ちた作品だった。この読後感は、10年以上前に読んだアンネの日記に似ている。 現実に起こったことなのに、小説よりも奇異で無惨で情けなく、不条理にすべてを奪い去り、見返りもなく終わる。悪い者は明らかにされず、ただ不条理な結末を受け入れるしかない。序盤には楽しい日常の日々や将来の希望が語られ、自分の関与できないところで大人や組織の思惑や私欲がうごめき巻き込まれ、耐え忍んだ上にようやく浮上できそうな希望が見えたところで徹底的に叩き落とされる。その様子や経緯が重なってくる。 私は専ら小説が好きだった。大人になってから心動かされる小説に出会えることがほとんどなくなっていた。図らずもここまで心を動かされる作品が小説でなかったことに、衝撃を受けている。 現実は小説よりも奇であり、それは体感するまで本当の意味で分かることはないのだと知った。
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「あの日」と「小保方晴子日記」を続けて読了。 今、思い出しても不可解だったあの日からの騒動。 若くて才色兼備で「STAP細胞」というネイチャーに取り沙汰されるほどの研究だったがために、始めは好奇の目でマスコミに追いかけ回されて、持ち上げられたかと思ったら、論文の不備が見つかり、後...
「あの日」と「小保方晴子日記」を続けて読了。 今、思い出しても不可解だったあの日からの騒動。 若くて才色兼備で「STAP細胞」というネイチャーに取り沙汰されるほどの研究だったがために、始めは好奇の目でマスコミに追いかけ回されて、持ち上げられたかと思ったら、論文の不備が見つかり、後半は揚げ足取りの公開処刑に躍起になるマスコミに追いかけ回され、研究どころでは無くなってしまう。 普通に研究が好きで、研究者として博士号も取得して、熱心に働いていたのにも関わらず、手の平を返すように、博士号も剥奪され、60万も早稲田に支払い、研究への道も完全に閉ざされてしまって、本当に酷過ぎる結末に人間の残酷さを感じる。 ES細胞混入事件も謎に包まれたまま。 本書でも研究面では様々なことが不可解なままで、真相は分からないけれど、1人の人間がを追い詰められて、どん底に突き落とされ、鬱病になっていく過程が、とてもリアルで苦しかった。 奇しくも読んだ日が12月21日だったのが、妙にリアルに感じた。
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この方の最初のニュースの時 おーーすごいねぇ~~ 最近は 綺麗な人も 科学者になるんだぁ~ なんて 思っていたら 捏造?! ニュース見ていて 憤りを感じました。 自分も卒論を書いたので 論文というのは 一人では書けないというのに 彼女だけ バッシングされていて 不思議でした。...
この方の最初のニュースの時 おーーすごいねぇ~~ 最近は 綺麗な人も 科学者になるんだぁ~ なんて 思っていたら 捏造?! ニュース見ていて 憤りを感じました。 自分も卒論を書いたので 論文というのは 一人では書けないというのに 彼女だけ バッシングされていて 不思議でした。 だから どうして こういう経緯になったのか 解明できるのかな? と 思って期待して読みました。 しかし、、必要なんだろうけど 最初の方は 科学のお話。彼女の研究内容や どんな風に 他の先生と関わってきたのかという事が書かれていました。 科学の内容は 読んだというより 見たという 感じです。 この本は 彼女の方からの 話なので 反対の話も読まなくては 捏造うんぬんに 関しては なんとも言えませんが 取材している人達の行動は ひどすぎますね。。。 他の本でも そうでしたけど 取材に対して きちんと対応しているのに ある 部分だけ 切り取って 情報や 映像を出して (メディアなどが)悪者と決めたら徹底的に その線の情報しか出さない。 できれば メディアの感情を入れないで 中立に情報を 公開して欲しいと思いました。
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