アベノマスクはいつ届くかな？(笑) ってな事で、岸本佐和子、三浦しをん、吉田篤弘、吉田浩美の『『罪と罰』を読まない』 世界の名作ドストエフスキーの『罪と罰』を読んだことある？って著名作家4人が実は読んでなかったり、読んだ様な記憶は……って事で、それなら読んでない罪と罰を少ない情報で物語を推測し、作者の意図や登場人物の思いを探り当てる、読んでないってマイナスポイントを逆に読んでない者だけが楽しめる遊びにしてしまおうって企画の対談がこの本！ もうね、罪と罰は読んじゃ駄目っ！って言いたくなる(笑) わしは読んだ事ないから同じ目線で読んで面白かったけど、逆に罪と罰を読んだ事ある人が読んだらどんな感想になるかな？ どちらにしても面白く読める内容じゃと思うね。 特に三浦しをんさんの推測が半端ない程ブッ飛んでる(笑) 皆さん作家さんだから色々なアイデアや構成等を考えてこんな内容になるはずって感想もなるほどなぁ、って関心しながら読んでました この対談で『新・罪と罰』が出来上がってるんじゃないかと思ったわ(笑) 色んな名作をこんな遊びで対談造作して欲しいな で、ドストの『罪と罰』は読みたいって思ったけど、結局は読まんじゃろな(笑) 江戸時代位に書かれた本なのに未だに名作として世に語り継がれてるのは、ホント凄いのにね 2020年12冊目

NDC分類 983 ドストエフスキーの『罪と罰』を読んだことのない４人が試みた、前代未聞の「読まずに読む」読書会！前半では小説の断片から内容をあれこれ推理し、後半は感想と推しキャラを語り合う。ラスコ（ーリニコフ）、スベ（スヴィドリガイロフ）、カテリーナ…溢れるドスト愛。「読む」愉しさが詰まった一冊。解説マンガ・矢部太郎。 「あなたは１年間に読んだ小説の内容を覚えていますか？もしまったく覚えていなければそれは「読んだ」と言えるのでしょうか。そうであれば、「読んだ」と「読んでない」にはそれほどの差はないのかもしれません。それならばいっそ読んだことのない本で読書会ができるのではー・・一見ムチャクチャな話ですが、これが不思議と面白い。４人の人気作家が語る『罪と罰』。はたして本書を読んでも、『罪と罰』を読まないでいられるでしょうか。」 （大居雄一『身になる読書術！』の紹介より） 目次 読まずに読む 読まない！未読座談会・其の一 読むのかな…未読座談会・其の二 読んだりして…未読座談会・其の三 『罪と罰』登場人物紹介 記憶の謎と謎の影絵 『罪と罰』あらすじ 読んだ！読後座談会 読むのはじまり 読まないを読む、何度でも 著者等紹介 岸本佐知子［キシモトサチコ］ １９６０年神奈川県生まれ。翻訳家。エッセイ集『ねにもつタイプ』で２００７年講談社エッセイ賞受賞 三浦しをん［ミウラシオン］ １９７６年東京都生まれ。小説家。２００６年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞、１２年『舟を編む』で本屋大賞受賞 吉田篤弘［ヨシダアツヒロ］ １９６２年東京都生まれ。小説家。小説執筆のかたわら、「クラフト・エヴィング商會」名義で執筆とデザインの仕事を行う 吉田浩美［ヨシダヒロミ］ １９６４年東京都生まれ。作家・装幀家。「クラフト・エヴィング商會」の店主。２００１年講談社出版文化賞・ブックデザイン賞受賞