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影憑き 古道具屋 皆塵堂

輪渡颯介(著者)

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定価 ¥1,650

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2015/11/12
JAN 9784062198189

影憑き

¥220

商品レビュー

3.9

18件のお客様レビュー

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2023/04/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今作で皆塵堂にやってくるのはちゃんとした商家の放蕩息子。息子の放蕩ぶりに手を焼いた親が清左衛門に相談をして,清左衛門が皆塵堂に預けるのが良かろうと判断してのことだった。 縦軸の話がろくでなし放蕩息子を叩き直すこと(及び呪いから救うこと)というイマイチ共感しづらいものである上に,その叩き直し方がどうにも回りくどいというか,各エピソードの位置づけとかオチとかがぼんやりしているせいで全体的にちょっと眠い感じになってる気がする。 「三人の放蕩息子」 紙問屋安積屋の円九郎,質屋福田屋の金吾,藍玉問屋武州屋の菊三郎は幼馴染の放蕩息子三人組であり,親が甘いのを良いことに金遣い荒く遊び呆けていた。ある時たまりかねた親が金を止めてしまうと,困った三人組は賽銭泥棒を企む。しかし円九郎が得体の知れない影を見て悲鳴を上げてしまってバレて,ますます親からの締め付けが厳しくなる。そしてついにそれぞれ家を出されて他所のうちにやられる内証勘当ということになってしまう。安積屋に相談を受けて清三郎が皆塵堂に預けることにしたのが円九郎である。円九郎は清左衛門に取り入って少しでも早く勘当を解いてもらおうと目論むが,三人組でやった悪事が次々とバレてしまう。しかも皆塵堂に来る前の夜,他の二人にそそのかされて,橋から飛び込もうとして同情した通りすがりの人から金を恵んでもらおうとした相手が巳之助で,居合わせた峰吉にも見られてしまっていた。 「欠けた水瓶」 円九郎は勘当を早く解いてもらうために真面目に働こうと思うものの,客のこない皆塵堂ではすることもなく,道具を修理しようにも不器用でできず,峰吉から役立たず認定を受けてしまう。伊平次がちょっと意地悪をして,蔵から縁のちょっと欠けた水瓶を出してくる。今いま出ている水瓶は売り物にするのだという。蔵に入っていたわけだから当然曰く付き品であり,夜中に水を飲もうと思って起きた円九郎は水瓶の中に女の生首を見てしまう。そして伊平次は円九郎に水瓶の由来を調べてくるように言いつける。 「留守番の夜」 役立たずの円九郎をなんとかしなければと考える清左衛門は,ちょっと怖い目に合わせてやろうと,峰吉を連れ出し,円九郎に一人で皆塵堂の留守番を一晩させることにする。念のため予め危なそうなものを蔵から出して銀杏屋に避難させておいた。ところが太一郎が去ったあとで,一人の老人がやってきて,孫のものだったという独楽を売りに来る。曰く有りげだが取り敢えず買い取って蔵に入れておく。円九郎が一人で留守番をしている夜,突然金吾が訪ねてくる。そして菊三郎が死んだことを知らせる。死に方が少々奇妙なものだった。金吾は勝手に皆塵堂の中を見て回るが,誤って行灯を倒してしまう。火はすぐ消し止められたが,焦げ跡が残ってしまった。そして帰ってしまうが。この時金吾は蔵の扉を開けっ放しにしてしまう。円九郎がボヤを出しかけてしまったことに悩んでいると,例の独楽に憑いていると思われる子供が現れる。その後円九郎は気を失い,夢の中でその子と遊ぶが。 「幽霊の不思議」 益次郎の発案で円九郎を桔梗屋という料理屋に連れていくことになる。そこは幽霊が出る店らしい。桔梗屋は民蔵という男が板場を仕切っていたが,腕は良いものの問題のある人物だった。その民蔵が何か錯乱したようになり,店の庭の石灯籠の上で首を吊って死んでしまってから,料理の味が落ち,客足も遠のいているという。しかも首吊りそのものは失敗して,落ちて石灯籠に頭を打ち付けて死んだという。その民蔵の幽霊が夜な夜な現れるというのだが,それを円九郎に見せる意図は? そして円九郎を探しに来た安積屋の手代から金吾が死んだことを知らされる。勘当される前に三人で死人の悪口を言ったことが原因とすれば次は自分の番かと円九郎は考える。 「襲う影」 何者かの霊に命を狙われているらしい円九郎を救うために皆塵堂チームはあれこれ手を考える。円九郎は助かるのか。そして安積屋に戻れるのか。

Posted by ブクログ

2020/02/02

http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2016/05/post-ba63.html

Posted by ブクログ

2019/07/10

毎回、主人公というか奉公人が変わるシリーズ。今回は、気の弱い遊び人の若旦那。そう言えば太一郎も、ある意味、気の弱い若旦那だったか。巻が進むにつれて、太一郎もしっかりしてきたけれど、円九郎はどうかしら。

Posted by ブクログ

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