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しろいろの街の、その骨の体温の 朝日文庫

村田沙耶香(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2015/07/07
JAN 9784022647849

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商品レビュー

4.1

288件のお客様レビュー

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2024/04/12

中学生女子ってほんとに大変。 嫌だなあ、、と思いながら読んだ。 他人に勝手に値札をつけて、自分は上とか下とか、 大人になればなくなるわけじゃなくて 学校って狭い世界がそうさせているんだよね。 外の世界がどれだけ広いかをまだ知らない。

Posted by ブクログ

2024/02/18

中学生の世界の残酷さの解像度が高くて息苦しくなりながらも一気に読んだ。学校の中で女の子の価値の差が明確になっていく様子が本当にリアルで、男子の容赦のない悪口とそれに便乗する女子の笑い声が聞こえてきそう。ずっと辛い辛いと思っていた分、最後に伊吹ときちんと向き合えたことはすごく救いに...

中学生の世界の残酷さの解像度が高くて息苦しくなりながらも一気に読んだ。学校の中で女の子の価値の差が明確になっていく様子が本当にリアルで、男子の容赦のない悪口とそれに便乗する女子の笑い声が聞こえてきそう。ずっと辛い辛いと思っていた分、最後に伊吹ときちんと向き合えたことはすごく救いに感じた。その行為だけを切り取ると大人は顔を顰めるかもしれないけれど、神聖で文学的で綺麗な描写だと思った。

Posted by ブクログ

2024/02/14

自分の価値観を抑えこんで、他人の価値観に合わせて生きていかなければならない多くの人。日本人は特に人に合わせることや、空気を読むことを美徳とする風潮があるけれど、それが生きづらさの原因になっている気がする。 学生時代はとても小さいコミュニティの中で生きている。自分の居場所を確保す...

自分の価値観を抑えこんで、他人の価値観に合わせて生きていかなければならない多くの人。日本人は特に人に合わせることや、空気を読むことを美徳とする風潮があるけれど、それが生きづらさの原因になっている気がする。 学生時代はとても小さいコミュニティの中で生きている。自分の居場所を確保するために、自分を押しころし枠からはみ出さないよう、必死に自分の立ち位置を守ってしまう。枠からはみ出た人を否定することで、変な仲間意識や安心感を得ているのかもしれない。そんな子ども達の不安定な感情の移り変わりがリアルに描かれていて、まるで映画をみているような錯覚に陥った。 あの頃は誰に褒められたかったんだろう? 誰に認められたかったんだろう? 私は私、あなたはあなた。 これもいい、それもいい、あれもいい、全部いい!お互いを認め合えたらもっと楽に生きていけるのに。

Posted by ブクログ

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