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コミュ障 動物性を失った人類 正しく理解し能力を引き出す ブルーバックス

正高信男(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2015/06/01
JAN 9784062579230

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商品レビュー

3.8

13件のお客様レビュー

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2022/09/05

https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000057378

Posted by ブクログ

2022/01/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

コミュ障と呼ばれる人の要素として、1怒りの表情が読み取りにくい 2そもそもコミュニケーションの必要性を感じていない の2点が挙げられる。 怒りの表情については、人間の本能にある危機への対応力の弱さがあり、必要性については、自分自身の興味の隔たりが背景にある。 「普通の人」としての接し方は、自分は理解力があるとは考えず、相手が何を求めているのかを考えるのが良い。 また、怒りの表情を読み取る力を高める必要性があるとも感じた。 コミュ障の人は、社会に認めてもらう(振り向いてもらう)ことをふつうに願っている。しかし、一般的に認められる方法ではなく、ネガティブな反応をされやすい行動をしてしまうことが往々にしてある。 コミュ障の人には、怒りの反応を読み取る力、認められる行動とは何か(普通の人はどう考えているのか)考える力をつけさせていきたい。

Posted by ブクログ

2021/06/16

たっかーさん@takka99085421から読書会で紹介されたブルーバックス。説明を聞いて面白そうだったので、早速図書館で借りてきました。 「コミュ障」とは「コミュニケーション障害」の略ですが、この障害そのものがこの世に存在するのかすらわかっていません。例えば、知的障害、視覚障...

たっかーさん@takka99085421から読書会で紹介されたブルーバックス。説明を聞いて面白そうだったので、早速図書館で借りてきました。 「コミュ障」とは「コミュニケーション障害」の略ですが、この障害そのものがこの世に存在するのかすらわかっていません。例えば、知的障害、視覚障害、聴覚障害などは判断するための客観的な基準がありますが、「コミュ障」にはありません。したがい、本書は「コミュ障」の定義を以下のように考えています。 「たとえば、自分の主張を一方的にまくしたてるものの、周囲の発言にはまったくといっていいほど聞く耳を持たない。周囲の雰囲気を察することもなく、まったくマイペース(いわゆる空気が読めない輩、ひと昔前にKYといわれた人々)。(中略)もうおわかりだろう、みなさんの周りにも一人や二人、思い当たる人は必ずいるはずだ」。 本書は「ケータイを持ったサル」「音楽を愛でるサル」などの著書がある京都大学霊長類研究所教授である佐高信男さんが書かれた理系の本。「コミュ障」の人たちの社会的な位置付けを論ずる本ではなく、「コミュ障」を科学的に論じた読みやすくかつ面白い学術書です。 興味深かったのは、コミュ障と判断される子どもたちとそうでない子どもたちに12個の顔の中から「怒り顔」と「笑い顔」を見つけさせる実験。コミュ障も非コミュ障も「笑い顔」を見つける時間は一緒だったにもかかわらず、コミュ障の子どもたちは「怒り顔」を見つけるのに明らかに非コミュ障より時間がかかるという結果でした。「動物性を失った人類」という副題は、この結果から導き出されています。すなわち、怒り顔は脳の古い部分、動物的な回路で反応するのに対して、笑い顔は霊長類が誕生したのちに進化した新しい回路、皮質回路で反応することがわかっています。コミュ障の人たちは人間的な回路が発達しているということですね。そこから、著者は次の考察を行います。 「コミュ障の人は、社会性が劣っている。社会性は人間が社会を営む上で、不可欠の資質である。その資質が劣るのだから、彼ら彼女らは人間性について、そうでない人より欠ける点があると思っていないだろうか。じつは、そうではない。むしろコミュ障の人間こそが、他の動物より進化した人間として、もっとも人間的な存在であるかもしれない」。「周囲に対する配慮や遠慮といった感情に影響されることなく、自分が重要と考えるテーマに冷徹に向き合い、成果が得られるまで没頭するコミュ障の人こそ、歴史上の大発見・大発明を成し遂げる可能性が高いというのである」 そして、その代表者として、小保方晴子、レオナルド・ダ・ヴィンチ、アルベート・アインシュタインを挙げています。ここで小保方さんの名前が挙げられているのは、奇異な感じがしますが、小保方さんの例は 「彼女自身が、STAP細胞の存在に露ほどの疑いもさしはさんでいなかったからである。(中略)いったんこうと思い込むと、それに対する否定的な情報は一切、眼中から消え去る。それこそコミュ障の人の特徴の一つである」。 とコミュ障の悪い方の癖が出てしまった典型例のようです。 社会的に少数派であるコミュ障はひきこもる人も少なからずいます。著者は「引きこもる」ことに対しても一定の理解を示した上で、引きこもりやコミュ障からの脱出のためのアドバイスとして、ミーティング、書くこと、日本語教育の重要性をあげています。しかし、結局、引きこもる人たちもコミュ障も「その現実を周囲もそして当人も冷静に受容したうえで、周囲とどう折り合いをつけるかを考えることが求められる」ところからしか問題の糸口を掴むことはできないようです。 そして、本書を読めば、その糸口がおぼろげながらも見えてくると思います。読んで良かったと思う1冊でした。 追記: けっこう人付き合いはいい方と思っていましたが、表紙の絵で怒り顔の認識に時間のかかった私は、本書を読んでかなりの「コミュ障」であることがわかりました。その理由もあり、本書を読んで良かったと思いました。

Posted by ブクログ

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