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科学は未来をひらく ちくまプリマー新書中学生からの大学講義3

村上陽一郎(著者), 中村桂子(著者), 佐藤勝彦(著者), 桐光学園(編者), ちくまプリマー新書編集部(編者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2015/03/06
JAN 9784480689337

科学は未来をひらく

¥110

商品レビュー

3.8

8件のお客様レビュー

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2023/08/31

昔買って読みかけていたものを改めて読み終えた。 本書のテーマは科学。科学史・科学哲学の大家である村上陽一郎を筆頭に8人の学者が登場する。 それぞれ自分の研究を噛み砕いて紹介する内容で、そこに至る過程にも触れている。例えば、渋滞学の西成活裕は数学の応用をやりたくて、渋滞学が認められ...

昔買って読みかけていたものを改めて読み終えた。 本書のテーマは科学。科学史・科学哲学の大家である村上陽一郎を筆頭に8人の学者が登場する。 それぞれ自分の研究を噛み砕いて紹介する内容で、そこに至る過程にも触れている。例えば、渋滞学の西成活裕は数学の応用をやりたくて、渋滞学が認められるまで7年かかったという話を披露する。数学の面白さや有効性を強調した語り口だった。 また、福岡伸一の話から全てはコミュニケーションであると思った。経済はお金を媒介にしたコミュニケーションだが、生きることそのものが他者とのコミュニケーションなのではないか。植物や動物の命を頂くことも含めた広い意味のそれである。 8人の中で最も印象深いのは宇宙物理学の佐藤勝彦。「インフレーション宇宙論」の権威でありながら、それを発見したときの驚きを臨場感を持って語っている。「宇宙の不思議を解明したい」という瑞々しい探究心が伝わってくる。対面ではなく、佐藤勝彦の横で一緒に宇宙を見ながら話を聞いているようだった。

Posted by ブクログ

2021/10/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

そうそうたる大人による執筆。 コンセプトは、中学生向けに大学並みに深いことを伝える、というものだろう。 第3巻は、「科学」がテーマ。本当に題名通りなのか、はやや疑問。「どうひらく」と言えるのか。科学に対する懐疑もところどころに見られるが、基本は礼賛 読中 以下、ポイント。 村上陽一郎 科学の二つの顔・・・科学に参加すべし ・science =知識 ・アイザック・ニュートン=哲学者 ・ヒューエル=サイエンティストという語 ・イスト=狭い概念=汚い言葉、イアン=広い概念 ・哲学者=神の御業の確認から科学者=好奇心の追求へ(一つ目の顔) ・科学者共同体=学会 ・エポニム=仲間内からのご褒美 ・行政や産業が科学の力を利用(二つ目の顔) ・原理的+実際的懐疑=科学に関する意思決定に関わる 中村桂子 私の中にある38億年の歴史ー生命論的世界観で考える ・機械論的世界観 対 生命論的世界観 ・共存共栄 イチジクとハチ・・・「キープラント」の研究 ・アゲハチョウと食性 ・「生きものの上陸」:ひれ=手、エラ=あご ・機械と火から生命と水へ ・人間は自然の一部である 佐藤勝彦 宇宙はどのように生まれたかー現代物理学が迫るその誕生の謎 ・時間も空間も歪んでいる ・エネルギー(つまり物質)と時間と空間は三位一体で一緒に変化する ・元素は4%に過ぎない。ダークマター 高薮縁 宇宙から観る熱帯の雨 ー 衛星観測がひもとくもの ・雨粒は雲粒の100万倍 西成活裕 社会の役に立つ数理科学 ・フラクタルとセルオートマトン ・思考体力と多段思考 長谷川真理子 ヒトはなぜヒトになったか ・つかむための足から走るための足へ。 ・平原進出に立ちはだかる困難 藤田紘一郎 「共生の意味論」きれい社会の落とし穴 アトピーからガンまで ・サナダムシ ・1965年以前。アレルギー性疾患のなかった頃の日本 ・自然治癒力 福岡伸一 生命を考えるキーワード それは“動的平衡“ ・新しくなる私と変わらない私 ・ジグソーパズル ・DNAはカタログブック ・エントロピーの法則に追いつかれた時に死ぬ

Posted by ブクログ

2016/01/31

色々な分野の研究者が自分の研究分野をわかりやすく、科学の魅力を説いています。それが正しいのか、自分にあってるかどうかは置いておいても、文系だから理系だから他のことは関係ないとか思わずに是非読んでほしい一冊。 数学って実際なんの役に立つかとか、自分の中の細胞のこととか、この講義を実...

色々な分野の研究者が自分の研究分野をわかりやすく、科学の魅力を説いています。それが正しいのか、自分にあってるかどうかは置いておいても、文系だから理系だから他のことは関係ないとか思わずに是非読んでほしい一冊。 数学って実際なんの役に立つかとか、自分の中の細胞のこととか、この講義を実際受けられた子供たちが羨ましい。無駄かもしれないけれど無駄にならないかもしれない。知るということはどんどん知らないことが増えていく、でもそれが面白くて楽しいと思わせてくれるような一冊。 ちょうど対象年齢になる、親友のお子さんにこれ贈りたいな。他のシリーズ本も読んでみたい。 時間切れで読めなかった2つの話もいつか読みたいです。

Posted by ブクログ

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