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ハーモニー 新版 ハヤカワ文庫JA
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2014/08/01 |
JAN | 9784150311667 |
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ハーモニー 新版
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商品レビュー
4.2
222件のお客様レビュー
虐殺器官のすぐ後に読み終えました。 虐殺器官より読みやすかったけれど 奥が深い内容だと思います。 脳、意識、今でも完全に解明されてない と思われる(詳しく知らないですが、、、) 深いところをえぐるかんじのところは 途中、何度か読まないと理解できないところも。 作者の意図とは違...
虐殺器官のすぐ後に読み終えました。 虐殺器官より読みやすかったけれど 奥が深い内容だと思います。 脳、意識、今でも完全に解明されてない と思われる(詳しく知らないですが、、、) 深いところをえぐるかんじのところは 途中、何度か読まないと理解できないところも。 作者の意図とは違うかもしれませんが 虐殺器官と通じるところにかんじたのは、 どちらも、世界を愛してるという理由を あげているところから 作者が世界を愛してるんだなってこと そして、 どちらも近未来に起こりうるかもしれない かもしれない世界 どちらも、人間が、極端な選択をした仮想世界 でも、どちらでもないにせよ 世界は虚構で成り立ち、進化してきて いま、私たちが選ぶ一つ一つが 明日を決めていくことは間違いない ただ、その選択が、自分自身が望んでることなのか 望んでると思わされてるのか 周りが望んでるところから はみ出さないように生きているのか、 見極めることはとても難しい ちゃんとわからないとしても、 向き合って 考えようとする努力をしていきたいと感じた。 2冊を続けて読んで、いい意味で 満腹状態。 だけど、再度読み返して 振り返り生きて、選択していかないといけないと 感じました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
いよいよ読んでみた。 んんんん、凄いSF小説を 虐殺器官の時に負けず劣らずカッコいい世界だった。 ”大災禍”と呼ばれる核も用いられた大混乱の後の世界が舞台。 ”WatchMe”により病気を自動治療され、精神面では数多のカウンセリング等が行われるという、死ぬまで健康でい続けられる世界。 聞くだけなら正に天国のような世界のように感じるが、体に悪いという理由でお酒タバコが一切禁止されていたり、精神的外傷を与える危険があるという理由で映画という文化が無くなっていたり、お互いの安心の担保のために自分の数多の個人情報が相手に自動表示されるようになっていたり…なんとも不気味で不快な要素がたっぷり。 そんな、実質強制的に「健康的で健全」であるということを強いられる世界に嫌気がさした3人の少女の物語でした。 ↓以下ネタバレとなります ミァハが出した答え(合理的な答えに悩むくらいなら、意志=自我がいらない)が衝撃的すぎて、ウッとなった。 それに対する主人公トァンの返しがまた、グッときた。 そして、ただのアホだと思っていたキアンが、実はすごく友達想いで、一歩引いて二人を見守っていたのがまたグッときた。 ユートピア設定みたいなちゃんとディストピア小説でした。 全然上手く感想が書けないけど最高だった。 多分今までのSF小説で1番好き。
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作者の現実を出発点にしたSFだから同時代を生きる自分に刺さるところがあるのかなとおもう。 時おり、予期される感情を得るためにサプリ的に小説やゲームを消費することがあるが、その先にどのような世界があるかを考えさせられた。 ただそれをせずには居られない自分もいるのもまた確かであり、自...
作者の現実を出発点にしたSFだから同時代を生きる自分に刺さるところがあるのかなとおもう。 時おり、予期される感情を得るためにサプリ的に小説やゲームを消費することがあるが、その先にどのような世界があるかを考えさせられた。 ただそれをせずには居られない自分もいるのもまた確かであり、自分のその部分を否定し、切り離すことは良くない結果を起こすとおもう。
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