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思い出のマーニー
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思い出のマーニー
¥220
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商品レビュー
3.9
80件のお客様レビュー
美しい田舎の景色が目に浮かぶよう 結局最期までマーニーは孤独だったのだろうか 不思議な出会いによって変わることができたのは、2人とも同じだったらいいなあ
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
転地療養の為に家を離れ海辺の田舎町へやってきた少女アンナが、不思議な少女マーニーと出会い、交友を深め成長していく様を描いた作品。 主人公であるアンナの心理表現が随所に細かく現れており、主人公の目線から物語をより楽しむことが出来る。 うまく言い表せない程に素敵な物語だった。 入江に面した古い屋敷で見かけた少女マーニー。その後アンナはマーニーと出会い、何度も一緒に過ごすがそれは孤独な心が生み出した空想の存在だった。 しかし後になって現在その屋敷に暮らす家族が見つけたある日記によって、マーニーがアンナの作り出した全くの空想の存在というわけでは無かったことが明らかとなる。 日記の内容や、かつてマーニーと会った事のある人物の記憶からマーニーはアンナの亡くなった両親の、親、つまり実の祖母である事が明らかとなる。 アンナは運命に導かれるままに祖母が過ごした町の、祖母がかつて暮らした屋敷を訪れ、子供の頃の祖母マーニーと出会う事になった。 戦争によって娘と上手くいかないまま娘には先立たれ、後を追うように事故でなくなったマーニーが、「誰からも愛されていないのではないか」と孤独な心に苛まれるアンナの心を開き、明るく生きるよう導いた。そういうお話。
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自分は輪の外側だと思っていた中学生の頃、この本をお供に教室での時間を乗り切っていた。学校では鎧を被っていて、友達はいるけれどクラスには馴染めない。今も状況はあまり変わっていないけれど、一人ぼっちではない、と今は思える。 アンナは庇護されるばかりではなく、自分を必要としてくれる人...
自分は輪の外側だと思っていた中学生の頃、この本をお供に教室での時間を乗り切っていた。学校では鎧を被っていて、友達はいるけれどクラスには馴染めない。今も状況はあまり変わっていないけれど、一人ぼっちではない、と今は思える。 アンナは庇護されるばかりではなく、自分を必要としてくれる人に出会いたかったのではないかと思う。 人生の休憩時間を描いた小説が好き
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