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いっぽ、にほ…
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 童話館出版 |
発売年月日 | 2009/08/01 |
JAN | 9784887501065 |
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商品レビュー
4.7
7件のお客様レビュー
お母さんと春の日にお散歩に出かけた女の子。ひと足ごとに何かを見つけ、お母さんに「みて!」と言って指差します。可愛い発見を、お母さんも楽しんでいます。小さい子とのお散歩の醍醐味ですね。 馬車やハーディ・ガーディ弾きのおじさん、人物の服装に漂うレトロ感も素敵です。
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ちょっとレトロな表紙の絵。 手を繋いでいる母娘の娘のほうは、何か気になって触ろうとしている。母は、娘のことをとても大切に思っていて時間も気にせずに待っている様子。 今日のように空気は澄んでいて天気の良い日には、お散歩にはぴったり。 おかあさんと小さな女の子は、玄関の階段をいっ...
ちょっとレトロな表紙の絵。 手を繋いでいる母娘の娘のほうは、何か気になって触ろうとしている。母は、娘のことをとても大切に思っていて時間も気にせずに待っている様子。 今日のように空気は澄んでいて天気の良い日には、お散歩にはぴったり。 おかあさんと小さな女の子は、玄関の階段をいっぽ、にほとおりて歩き始める。 女の子が立ち止まり「みて」とおかあさんに言うたびにいっしょにゆっくりと見て、ゆっくりと歩く。 そう、表紙の絵は、まるくて白い小石だったんだ。 少しずつ、いっぽ、にほ、さんぽ、…進むたびにいろんなものが目に入り、音も聞こえる。 まるで魔法のように次々とあらわれるものを目にしては立ち止まり、鐘の音に耳をすまし、満足のいくまでさんぽは続き、やっと家の階段まで。 両手をのばして「だっこ」。 いっぱい楽しんで、いっぱいいろんなものを見たから… おかあさんがいてくれてたから、ずっとそばにいてくれていっしょに見てくれたから… おかあさん、忘れてないよ、ぎゅっとして… 優しい母の愛情がいっぱい詰まっている。と感じるのは何故だろう。 母娘のことばは、少ないのに絵だけで伝わってくるものがある。 想像力を掻き立てる絵本のよう。 ゆっくりと子どもの歩幅に合わせて散歩すると今まで感じたことのなかった気持ちまでわきあがり、平凡な風景が色鮮やかな別物のようになるんだと。 忙しい日常で家事に追われるけれど、子どもの目線で少しずつ歩けばよかったなと思った。
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実家に帰省している時にまで、何してるんだろう・・・とは、全く思わず、気付いたら起ち上げている。ブクログが好きなんですよね。 そんなわけで、2023年になりました。 今年もどうぞ、よろしくお願いいたします(^^) 本日、心くんときんにくんのCMでお馴染みの、あのセールに行って...
実家に帰省している時にまで、何してるんだろう・・・とは、全く思わず、気付いたら起ち上げている。ブクログが好きなんですよね。 そんなわけで、2023年になりました。 今年もどうぞ、よろしくお願いいたします(^^) 本日、心くんときんにくんのCMでお馴染みの、あのセールに行ってきたのですが、たまに行くと、こうして本書のような、思いもよらぬ素敵な本を見つけたり出来るのだから、たくさん歩いた甲斐もあったというもの。そして嬉しさのあまり、早速読み出してしまう私がいるのでした。 「いっぽ、にほ…(ONE STEP, TWO…)」は、シャーロット・ゾロトウの1955年の作品(renewed 1980年)で、「ロジャー・デュボアザン」の表紙の絵を見ても分かるように、レトロな雰囲気でありながら、物語の内容は、いつの時代でも共感することができる、思わず抱きしめたくなるような愛しさを感じさせられて、特に子育てに悩んでいる方には、おすすめの絵本だと思います。 というのも、ゾロトウの作品には、片方だけではなく、お互いにとって、得るものがある喜びを教えてくれる素晴らしさがありまして、「ねえさんといもうと」もそうでしたが、その目の付け所の良さに惹かれるものを私は感じ、それが本書の場合は、お母さんにとっての喜びもあるということです。 物語の小さな女の子は、散歩自体が新鮮なため、とても好奇心いっぱいで、それをお母さんも知っているので、家の玄関の階段を下りていくだけでも、「一ぽ、二ほ……」と、その女の子に合わせたペースで歩き始めるのですが、その描写を見ていると、お母さんにとっては、娘さんの一歩一歩が、とても愛おしいんだろうなと思えてきて、私まで胸が温かくなります。 そして、女の子はちょっと歩いては、すぐに興味のあるものを見つけて、「ほら、みて!」、「あれはなに?」と、その可愛らしいリアクションにより、度々立ち止まるのですが、お母さんはイライラしたりせず、それにちゃんと付き合います。 その中でも、私の好きな場面がありまして、 一ぽ、二ほ、三ぽ、四ほ、五ほ、六ぽ、七ほ、八ぽ、九ほ、十ぽ、十一ぽ……。 とつぜん、空にとびたつ とりのむれのように、 きょうかいの かねの音が、なりひびきます。 ちいさな、おんなの子は、おかあさんに 手をのばし、きょうかいの かねの音がなりやむまで、 じっと たたずんで 耳をすませていました。 この、「おかあさんに 手をのばし」のところに、私は、女の子の心の内の温かさとともに、何とも言えない切なさを感じるというか、母と子のかけがえのない繋がりを目の当たりにしたようで、胸がいっぱいになるんですよね。 それから、最後の場面の、女の子の台詞の愛おしさに、何かを感じたのでしょう、お母さんは、女の子に感謝の気持ちを、とても丁寧に伝えるのですが、この場面がまた、優しい絵とともに、私の心を動かされるものがあって、散歩は女の子が喜ぶためだけにやっているわけではないんだ、ということに気付かせてくれて、こうした気持ちで、日々お子さんと接していくことができれば、お母さんの人生も更に彩り豊かになるのかな、なんて思えた、大人にとっても、癒しになる絵本です。
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