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聖徳太子の真実
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聖徳太子の真実
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商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
聖徳太子非実在説の本。本書にもあるが玉ねぎの皮をむくように真実を追っていくと何もなくなるというのは納得。日本書紀を使って藤原不比等辺りが聖像化したのが聖徳太子で実在は厩戸皇子(そもそも当時は皇子の称号もない)で功績もない人物ということ。数々の史料を気持ちよく否定していく論文集とい...
聖徳太子非実在説の本。本書にもあるが玉ねぎの皮をむくように真実を追っていくと何もなくなるというのは納得。日本書紀を使って藤原不比等辺りが聖像化したのが聖徳太子で実在は厩戸皇子(そもそも当時は皇子の称号もない)で功績もない人物ということ。数々の史料を気持ちよく否定していく論文集といった体裁である。 東野治之氏の本では釈迦三尊像の光背から実在説について述べておられたが本書ではこの像の信憑性も否定。 確かに聖徳太子が超人的能力(未来記を書いたとか)は否定されても仕方ないが数少ない子孫や関係者が死後100年とは居たわけで賢才だったからこそ史書に残したような気もする。歴史を鵜吞みにしないで考えて読もうという点で良書だと思う。
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これまで聖徳太子の実在を疑ったこともなかったが、比較的最近の研究の状況を本書で読んで驚いた。 様々の文書の比較研究からその記述内容に対する疑問であったりとか、そもそもの大王としての主権がどこにあったかなど。 また、信仰としての発展がどのようになされてきたか。 大変興味深かった。
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