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失われた時を求めて(6) ゲルマントのほう Ⅱ 岩波文庫

マルセル・プルースト(著者), 吉川一義(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2013/11/18
JAN 9784003751152

失われた時を求めて(6)

¥715

商品レビュー

2.7

4件のお客様レビュー

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2019/06/16

前半はヴィルパリジ夫人のサロンの様子。ほとんどが社交の挨拶、噂話、そしてドレフェス事件の言及に費やされている。噂話の中に実在の人物が登場するので現代人には訳がわからなくなる。有名と言っても歴史上の人物ではなく、その時代の旬の人なので、その時代の人が読めば多分面白いんだろう。なので...

前半はヴィルパリジ夫人のサロンの様子。ほとんどが社交の挨拶、噂話、そしてドレフェス事件の言及に費やされている。噂話の中に実在の人物が登場するので現代人には訳がわからなくなる。有名と言っても歴史上の人物ではなく、その時代の旬の人なので、その時代の人が読めば多分面白いんだろう。なので現代人は主要人物の動向だけ追っていればそれなりに面白く読める。 後半はおばあちゃんの病気が悪化して死に至るまでが克明に綴られている。その最中にサン・ルーが主人公を避難する手紙が届き、何故そんな事を言うのか気になる。なんとなく察しはつくが、如何なるものか?続きが楽しみ。

Posted by ブクログ

2018/05/05

5巻の勢いで6巻も。いよいよ社交界へデビュー。サロンでの会話だけで200ページ近くある。わかってたけど長いよ。 今後出てくる同性愛のテーマもちょっとずつほのめかされてきた。 20

Posted by ブクログ

2014/04/03

第6巻。 社交の場と祖母の死が描かれる。 どちらにも共通しているのは、プルーストの、ある種の冷静さではなかろうか。サロンにおける社交の滑稽さを風刺する一面も勿論あるだろうが、当時の雰囲気や複雑な人間関係、それ以上に複雑な登場人物の心情など、単に風刺するだけでなく、冷静に観察して描...

第6巻。 社交の場と祖母の死が描かれる。 どちらにも共通しているのは、プルーストの、ある種の冷静さではなかろうか。サロンにおける社交の滑稽さを風刺する一面も勿論あるだろうが、当時の雰囲気や複雑な人間関係、それ以上に複雑な登場人物の心情など、単に風刺するだけでなく、冷静に観察して描き出しているように感じた。

Posted by ブクログ

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