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オタク・イン・USA
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オタク・イン・USA
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商品レビュー
3.8
10件のお客様レビュー
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日本のポップカルチャーが、どのようにしてアメリカで受容されてきたのかを記した、アメリカ人オタクによるルポである。 よくバラエティ番組で垂れ流される、「日本のマンガとアニメは国境を超えて大人気!」というお気楽な言説を、気持ちよくぶっ壊してくれる(人によってはドン引きしてしまう内容もかなり多めだ!)。 国境を超えるってそんなに甘くねぇんだよな。やっぱり。 なお、本文で扱われている内容は200年代前半のもので、文庫化されるまでの間に、オタクを取り巻く状況は大きく変化した。文庫版あとがきでは「その後」について紹介されているが、やはりこれも苦いものばかりであった。
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面白かったです。 英語名のなんちゃって作者名かと思ったら、本気のアメリカ人でした。 アメリカオタクの黎明期から現在までが、あらゆる項目について書かれてる。 一つ一つの章は短いながら、みっちりと濃い未知の世界。 手ごろな厚さの文庫本、しかもオタクなネタと思って甘く見ていたら あまり...
面白かったです。 英語名のなんちゃって作者名かと思ったら、本気のアメリカ人でした。 アメリカオタクの黎明期から現在までが、あらゆる項目について書かれてる。 一つ一つの章は短いながら、みっちりと濃い未知の世界。 手ごろな厚さの文庫本、しかもオタクなネタと思って甘く見ていたら あまりに濃すぎて読み進むのに時間がかかる! 日本のオタク黎明期でさえ、 情報を探し仲間を探し深くかかわっていくのは大変だったのに、 まったく言葉の違う異国で、中途半端なまがい物などに紛れながら、 日本にあるホンモノへ向かっていく情熱の凄さといったら。 まあその延長線上に、 私がドイツサッカーを追っていたことなんかも同じものだとを思えば そんなに他人事でもないし、 好きになってしまったらやってやれないことはないのだと思う。 それにしても、オリジナルの改編(合体やら追加やら)・クオリティの低いグッズ・ 放送時間のいい加減さなどなどに阻まれながらも 惹かれていく、のめり込んでいく、その力はものすごい。 そしてネットで簡単に情報が手に入るようになった今、オタクであることとは まったく次元が違うのは、日本もアメリカもかわらない。 広いジャンルを網羅して、なお語りすぎず、 単なる情報に終わらず一通りの状況をリアルに知っている人によって書かれていて、 コンパクトにアメリカのオタク状況を知るには格好の本。
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あとがきにて アメリカの日本マンガやアニメのオタクは2013年の時点でかなり社会的に肩身の狭い思いをしているように感じた 日本のコミックを販売している500店舗もあるチェーン店の本屋が潰れるとかまじでやばい
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