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コリーニ事件

フェルディナント・フォンシーラッハ【著】, 酒寄進一【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2013/04/12
JAN 9784488010003

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商品レビュー

3.8

59件のお客様レビュー

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2023/11/02

67歳のイタリア人、コリーニが殺人容疑で逮捕される。この事件の裏にはある真実があった。 なるほど、ドイツらしい小説である。法廷劇はスリリングで読み応えがあるし、200ページに満たない短い作品なのに読み応えは抜群。謎解きとしてもそうだが、人間ドラマとしても素晴らしい。良い一冊だ。

Posted by ブクログ

2022/10/13

短編集よりは、長編になっている分、いくらか濃縮感は薄くなっていて、短編より読みやすく、一気に読んでしまった。ドイツの歴史の闇が深く差しこんでくる。翻って日本はどうなのか、こういう小説があったろうか。 2001年、ベルリン。弁護士になりたての私ライネン。大金持ちの実業家老人を殺し...

短編集よりは、長編になっている分、いくらか濃縮感は薄くなっていて、短編より読みやすく、一気に読んでしまった。ドイツの歴史の闇が深く差しこんでくる。翻って日本はどうなのか、こういう小説があったろうか。 2001年、ベルリン。弁護士になりたての私ライネン。大金持ちの実業家老人を殺した男の国選弁護人を引き受ける。冒頭に犯人コリーニ67才がその実業家を殺す場面が描かれる。銃で殺したあと死者の顔をかかとで踏みつけ、じっと見つめると、そのうちやめられなくなり、何度も踏みつけた・・ この場面は、最後にコリーニの故郷イタリアでの少年時代の出来ごとが弁護士ライネンによって明かされると、意味をもってくる。 また後半、ライネンの弁述の場面、ドイツの法律の事がでてくるが、この法律も作成者も実存するものだ、というのが、おおーという感じだ。うーん、歴史の闇といってもいいのでは。被害者老人とは実はライネンの友人の祖父で、ライネンも少年時代かわいがってもらった、という設定。こうなると、被害者の歴史ともかかわってしまうのか、と思うが、その友人の姉が、つまり被害者の孫が「わたし、すべてを背負っていかないといけないのかしら?」とライネンに尋ねるが、ライネンは「きみはきみにふさわしく生きればいいのさ」と言う。若い世代としては、過去をふまえつつ、こう生きるしかないだろう。 著者のシーラッハは1964年生まれ。祖父はナチス政権でナチ党全国青少年指導者。ニュルンベルグ裁判で刑を言い渡され1966年に刑期満了し出所した、とあった。ミッション系エリート校の出身だが、同級生には祖父がナチの高官だった者が何人もいたとあった。短編集「罪悪」の中の「イルミナティ」の舞台の学校のようだ。 ☆早川海外ミステリハンドブック2015:英米圏以外のミステリ 2011発表 2013.4.15初版 図書館

Posted by ブクログ

2022/10/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

動機がわからない殺人事件、その裁判は国を揺るがしていく。。淡々とした法廷劇に圧倒されました。 原作を読んでから映画を観ましたが原作の方が好みです。映画も落ち着いていて良かった。 コリーニさんの有罪は確実だけれど、問われないといけない、コリーニさんの動機に繋がった法律にゾッとします。気付けなかったとはいえよく施行されたな。。 フィクションだけれどハンス・マイヤーにはモデルがいて、原作の小説が出版されたのをきっかけに、「ナチの過去再検討委員会が立ち上げられました。 原作者フェルディナント・フォン・シーラッハは現役の刑事事件弁護士で作家、祖父はナチ党全国青少年最高指導者バルドゥール・フォン・シーラッハ。クラスメイトに、シュタウフェンベルクの孫やリッベントロップの孫、ヴィッツレーベンの孫がいたらしい。 こんなドイツでは歴史修正主義なんてそう簡単に生じないよなぁ、というのが羨ましいです。 シーラッハ作品、他のも読みたいです。

Posted by ブクログ

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