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小指物語 幻冬舎文庫

二宮敦人【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2012/12/06
JAN 9784344419490

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商品レビュー

2.4

8件のお客様レビュー

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2022/06/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

気がつけば二宮作品、13冊目の読了です。 うん、これぞ二宮作品って感じです♪ ちょっとホラー要素、どんでん返し、哀しさ、切なさ...全部詰まってます。 説明 内容紹介 「死ぬ前に、いろんな人の自殺を見てみたら」。僕がビルの屋上から飛び降りようとしたとき、小指が変な方向に曲がった男に止められた。彼は、ネットで評判の「自殺屋」だった。最初に見せてくれたのは、志願者の女子高生を“壊してあげる"瞬間。やがて男は「自殺大会」を主催する。そこでは何が行われるのか?そして、彼の驚くべき正体とは! ? 内容(「BOOK」データベースより) 「死ぬ前に、いろんな人の自殺を見てみたら」。僕がビルの屋上から飛び降りようとしたとき、小指が変な方向に曲がった男に止められた。彼は、ネットで評判の「自殺屋」だった。最初に見せてくれたのは、志願者の女子高生を“壊してあげる”瞬間。やがて男は「自殺大会」を主催する。そこでは何が行われるのか?そして、彼の驚くべき正体とは!?―。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 二宮/敦人 1985年東京都生まれ。一橋大学経済学部卒業。2009年に『!(ビックリマーク)』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

Posted by ブクログ

2018/04/30

この頃の二宮作品が好きです。モバイル小説出身の軽さと、隠しきれない頭の良さの微妙な融合というのかな。一番すきなのは、『18禁日記』だけれど、これもなかなかよいです。ホラーだけれど切なさ、哀しさが感じられるんですよね。

Posted by ブクログ

2017/03/13

不思議な物語だった。 自殺願望のある「僕」はビルの屋上で小指と呼ぶ男に出会う。 小指は妙に理論的な話し方をする、「僕」には想像もつかない考えを持っている人間だった。 一方、「僕」の妹であるミサエはいなくなった「僕」を探し求める。 ミサエにとっては「僕」はまさしく特別な存在だった。...

不思議な物語だった。 自殺願望のある「僕」はビルの屋上で小指と呼ぶ男に出会う。 小指は妙に理論的な話し方をする、「僕」には想像もつかない考えを持っている人間だった。 一方、「僕」の妹であるミサエはいなくなった「僕」を探し求める。 ミサエにとっては「僕」はまさしく特別な存在だった。 「僕」を探しているミサエはやがて「自殺屋」の存在を知る。 中盤にはすでに小指の正体はわかってしまう。 物語に書かれているわけではないが、読んでいれば必然的に結論はひとつしかない。 それでも、「自殺大会」とは何なのだろう?という興味にひかれて読み続けた。 いったいどんな方法で自殺を遂げさせようというのか。 精神世界での話を読んだばかりのせいか、結末がやけに薄っぺらに思えてしまった。 生まれ変わった「僕」は幸せを手に入れたのだろうか? 新たに始まる「僕」とミサエの関係。 現実社会を生きていく「僕」は、これからどんな人生を送るのだろう? 出来ればもう少し小指のキャラクターが突き抜けていたほうがよかった。 狂気を狂気とも思わない、現実の時間を生きていないような、もっとそんな存在を強烈に感じたかった。 そのほうが「僕」との対比が活きたような気がする。 「i」よりもずっと面白く読むことができた。

Posted by ブクログ

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