1,800円以上の注文で送料無料

  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 文庫

ビリー・バッド 光文社古典新訳文庫

ハーマンメルヴィル【著】, 飯野友幸【訳】

お気に入りに追加 お気に入り 追加 追加する お気に入りに追加 お気に入り 追加 追加する に追加 に追加する

定価 ¥1,012

¥715 定価より297円(29%)おトク

獲得ポイント6P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

4/28(日)~5/3(金)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2012/12/06
JAN 9784334752637

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

4/28(日)~5/3(金)

ビリー・バッド

¥715

商品レビュー

3.1

7件のお客様レビュー

レビューを投稿

2023/08/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

伊藤亜紗『どもる体』で本作の主人公が吃音だと紹介されていたので、本棚に刺さっていたものを取り出して地元に向かう新幹線のなかで読み始めた。 7/15土 p.24まで 7/17月 p.46まで まだビリーを主人公とした本筋の話が始まらない! 当時の海軍への反乱や悪徳について、また軍艦の長の人物描写にページを費やしている。19世紀小説にありがちな冗長さ。ドストエフスキー『地下室の手記』第一部みたいなもんか。 ビリーの吃音はいっしゅんだけ言及があった。 7/31月 p.94まで めっちゃ難しい。意味わからん。 哲学的というか宗教的というか…な議論めいたものが続く。物語はあんまり動かない。 堕落、狂気、無垢 について ビリーが夜フォアチェインに呼ばれたとき吃音が出た。 8/1火 p.116まで なんかカミュの異邦人みたいになってきたな 世俗から一線を画した無垢な男主人公が偶然?に殺人を犯してしまい、裁判へ……という筋書きの古典中編小説 8/7月 p.146まで 8/8火 p.169まで 処刑執行。ビリー・バッドめっちゃキリストになぞらえられてて草 ビリー・バッドとバートルビー、無垢っぽいところは似ているが、従順さなどはわりと対極的か。あとは作品の文体、内容の難解さも対照的。 読んだ! 訳者の同僚による解説、うーん…… ・投稿用短文感想 伊藤亜紗『どもる体』にて、吃音者が主人公の小説として紹介されていたために驚いて、1年くらい前に古本で買っていたものを読んだ。 文章が難解すぎる! 哲学的・宗教的な議論か講釈めいたものがその多くを占めていて、今の自分の頭では、この読み易いらしい新訳でさえほとんど理解が出来なかった。世俗性が希薄で無垢な主人公がひょんなことから殺人を犯して裁かれる筋書きの古典的中編小説、ということでカミュ『異邦人』っぽさは感じた。『バートルビー』と共通する点もありつつ、かなり対照的な趣きの遺作だとも思った。

Posted by ブクログ

2020/06/21

面白いと言っていいのか。 モヤモヤした感じが残る小説だ。 水夫ビリー・バッドの人生。 ビリーは美男子で、周りの人間から愛されるキャラクターだ。 彼はある船で働いていたが、軍艦に徴用される。 その船でも彼は愛されキャラクターになる。やがて、こっそり彼に話しかけてくる謎の人物、そし...

面白いと言っていいのか。 モヤモヤした感じが残る小説だ。 水夫ビリー・バッドの人生。 ビリーは美男子で、周りの人間から愛されるキャラクターだ。 彼はある船で働いていたが、軍艦に徴用される。 その船でも彼は愛されキャラクターになる。やがて、こっそり彼に話しかけてくる謎の人物、そして彼を嫌う上官。こんなキャラクターが配置され、いよいよ盛り上がるか、というところで盛り上がらない。いきなり終わってしまうのだ。 これといったオチがあるわけではない、というか、オチはあるんだけどすっきりしない。突然始まって、突然終わってしまう感じだ。 いわゆる冒険活劇などではなく、ある人物の人生の1部分を切り取った感じ。 その中には、様々な人間が登場し、当時の時代背景などが説明される。 エンターテイメントではなく時代の空気を切り取ることに腐心したような小説だ。 浦沢直樹のコミックと関係があるのかは不明である。

Posted by ブクログ

2018/11/27

メルヴィル 「 ビリーバッド 」著者の遺作 中編小説 キリスト教道徳の寓話にも読めるし、共同体の中で 秩序と苦悩を描いた小説にも読める。著者の人生の総決算としての思想哲学 にも感じる。 著者が描きたかったのは 多様で複雑で曖昧な現実の世界。そんな世界で どのように秩序を守るの...

メルヴィル 「 ビリーバッド 」著者の遺作 中編小説 キリスト教道徳の寓話にも読めるし、共同体の中で 秩序と苦悩を描いた小説にも読める。著者の人生の総決算としての思想哲学 にも感じる。 著者が描きたかったのは 多様で複雑で曖昧な現実の世界。そんな世界で どのように秩序を守るのかを 伝えたかった と捉えた 船中という人種や身分が多様な共同体が舞台。一神教的な 善と悪の二項対立では 共同体の秩序は保たれない。善の象徴である主人公のビリーバッド、知性の象徴であるヴィア艦長。ヴィア艦長の苦悩と共同体の秩序を保つ姿が印象的 キリスト教道徳の寓話 *狡知に対して 経験、才覚に欠け〜なりふり構わず 身を守ろうという感覚もないことは無力→ 無垢な善では自分すら守れない ヴィア艦長の本の好み *内容より文体にひたるものではない *至上の秩序を備えた全ての真摯な精神〜が惹かれる *どんな時代でも 現実の人間と出来事を扱う *モンテーニュのように しきたりに囚われない

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品