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フェルメールの仮面

小林英樹【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/角川グループパブリッシング
発売年月日 2012/09/03
JAN 9784041102688

フェルメールの仮面

¥220

商品レビュー

3.4

15件のお客様レビュー

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2022/11/30

アンリが最後にフランソワに会って、気持ちが戻り、その時に言ったこと。 主人公が自分の行いの結果が出た時、決意したこと。 そんなところを読むと、シャセリオやそれに連なる人たちの自己正当化の言葉がとても空疎なものに思えました。

Posted by ブクログ

2019/02/21

画家を目指して芸大受験するが果たせず、それでも画才を見込まれてパリの私塾で模写を学んだ祐一郎。 日本に帰国後、小樽で絵画講師を続けながら、オリジナルの作品への道を歩み始めていたとき、パリの恩師の紹介で、とある絵画の修復を依頼された。高報酬での依頼に戸惑いながらも、フランスへ飛ぶ祐...

画家を目指して芸大受験するが果たせず、それでも画才を見込まれてパリの私塾で模写を学んだ祐一郎。 日本に帰国後、小樽で絵画講師を続けながら、オリジナルの作品への道を歩み始めていたとき、パリの恩師の紹介で、とある絵画の修復を依頼された。高報酬での依頼に戸惑いながらも、フランスへ飛ぶ祐一郎。そこで待っていたのは、フェルメールを意識して描かれた18世紀の絵画と、フェルメールの絵画について書かれた謎の手記だった。 祐一郎の物語と、修復する絵画と謎の手記の作者でもあるアンリの物語が並行して進んでいく。 祐一郎は手記の謎を解いていくが、それはフェルメールの贋作をめぐる陰謀を明らかにしていくものでもあった。 模写・修復に全力を尽くすが、それは自分を押し隠しフェルメールの仮面を付けて仕事をしているようなもの。祐一郎もアンリも、本当はオリジナルを世に出したいと切望している。模写・修復は“科学”だけれど、オリジナルは“芸術”。 やはり、芸術家でありたいのだなぁ。 手記の謎は解けたけれど、陰謀の方は謎が残った。わざとフェードアウトしたのだろうけれど、すっきりしない。

Posted by ブクログ

2017/08/21

現存するフェルメール作品は、37点。そのなかでも、真贋がはっきりしない2作品「赤い帽子の女」と「フルートを持つ女」(いずれもワシントン・ナショナルギャラリー所蔵)をテーマとしたサスペンス小説。

Posted by ブクログ

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