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地の果て 至上の時 講談社文芸文庫

中上健次【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2012/08/16
JAN 9784062901710

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商品レビュー

4.2

6件のお客様レビュー

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2023/10/21

3部作の最後。 言葉の洪水に波に揺られ呑まれ、必死でたどり着いた物語の最後。大きな山を登り切った。 私はしがみつくのに必死だったが巻末の解説で、この3部作がいかに綿密に織られた物語かをしった。 言葉の洪水の渦の中に呑み込まれる快感、字に埋もれる快感に病みつきになる。

Posted by ブクログ

2023/07/16

力強い文章、匂い立つような個性の主人公、それに相対して負けていない登場人物、加えて複雑な血脈の背景、「岬」「枯木灘」に続く三部作の最終巻は圧巻だった。 面白い、の一言。 書評では、フォークナーを彷彿とさせる土着的な小説、とあるが、個人的には、ガルシア・マルケスの「百年の孤独」とか...

力強い文章、匂い立つような個性の主人公、それに相対して負けていない登場人物、加えて複雑な血脈の背景、「岬」「枯木灘」に続く三部作の最終巻は圧巻だった。 面白い、の一言。 書評では、フォークナーを彷彿とさせる土着的な小説、とあるが、個人的には、ガルシア・マルケスの「百年の孤独」とか、南米文学を想起させた。 夏にぴったりな一連の作品。 ぜひ。

Posted by ブクログ

2023/07/02

熱量のある小説でした。破茶目茶な部分もありますが、どのページを切り取っても矛盾がなく書ききれるところに中上健次の凄さを感じます。 『岬』、『枯木灘』に続く3部作の締め括りであり、これ以降、登場人物たちはどこにも行くことができない、寂しい。

Posted by ブクログ

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