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植物はすごい 生き残りをかけたしくみと工夫 中公新書

田中修【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2012/07/25
JAN 9784121021748

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植物はすごい

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商品レビュー

3.9

63件のお客様レビュー

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2023/07/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 植物には、月下美人、オオオニバス、セコイアなど目立つすごさもありますが、本書では秘められたすごさが紹介されています。田中修「植物はすごい」、2012.7発行。①成長力(生産能力)がすごい(光合成)。キャベツ、5㎎のタネが4ヶ月で1200gに(24万倍)。植物は自分たちの食料だけでなく地球上の全ての動物の食料を賄っている ②栗の実の防御:鋭いイガ、硬い鬼皮、渋皮 ③病原菌の退治:ネバネバ(ムチン):山芋、オクラ、モロヘイヤ ④有毒物質で守る:アジサイの葉(青酸)、チョウセンアサガオ(アトロピン) ⑤紫外線の活性酸素と闘うために、抗酸化物質であるビタミンC、Eを体内に ⑥夏の暑さと乾燥に負けないよう、葉っぱは水を蒸発させてからだを冷やしている。また、冬に向かって、葉っぱに中に凍らないための物質(糖分)を増やして寒さをしのいでいる(凝固点降下)。

Posted by ブクログ

2022/12/25

子ども向けなんだろうか? 植物学の基本部分についても省略せずに、ゆっくり、平易な文章で説明してくれる。その分、ここもう少し読みたいんだけど、というツッコミの浅さも目立つけれど、それは別の本の役割なんだろう。 基本的に動かない植物は、ほっといても育つもの、みたいに見られがちだが、実...

子ども向けなんだろうか? 植物学の基本部分についても省略せずに、ゆっくり、平易な文章で説明してくれる。その分、ここもう少し読みたいんだけど、というツッコミの浅さも目立つけれど、それは別の本の役割なんだろう。 基本的に動かない植物は、ほっといても育つもの、みたいに見られがちだが、実際にはすべての生命は植物なしには立ち行かない。光合成に始まって、棘、味、毒、色素、暑さに乾燥など、植物の生き残りをかけた「すごさ」を豊富な実例をいちいち上げながら説明してくれる。さらっと読めて、面白かった。

Posted by ブクログ

2022/12/02

田中修(1947年~)氏は、京大農学部卒、同大学大学院博士課程修了、米スミソニアン研究所博士研究員、甲南大学理学部助教授・教授等を経て、同大学特別客員教授・名誉教授。専攻は植物生理学。植物に関する一般向け書籍の執筆多数。 本書は、題名の通り、我々が日頃目にしている植物たちの生態の...

田中修(1947年~)氏は、京大農学部卒、同大学大学院博士課程修了、米スミソニアン研究所博士研究員、甲南大学理学部助教授・教授等を経て、同大学特別客員教授・名誉教授。専攻は植物生理学。植物に関する一般向け書籍の執筆多数。 本書は、題名の通り、我々が日頃目にしている植物たちの生態の「すごさ」を、具体的に紹介したもので、目次と内容は以下である。 第1章:自分のからだは、自分で守る・・・植物は食物連鎖を通して地球上の全ての動物に食糧を賄っている。(一部の)植物はトゲで(動物に食べられないように)体を守っている。 第2章:味は、防衛手段!・・・植物は渋味や辛味、苦味や酸味で体を守っている。 第3章:病気になりたくない!・・・植物は香りなどで病原菌の感染を防いでいる。 第4章:食べつくされたくない!・・・植物は毒で体を守っている。 第5章:やさしくない太陽に抗して、生きる・・・植物は過剰な太陽光から体を守るために、様々な仕組みを持っている。 第6章:逆境に生きるしくみ・・・植物は寒さや暑さから体を守るために、様々な仕組みを持っている。 第7章:次の世代へ命をつなぐしくみ・・・植物は種や花粉が無くても子孫を作る仕組みを持っている。 私は、近年の昆虫ブームの火付け役の一つである(と私は思っている)丸山宗利氏の『昆虫はすごい』(2014年)(尚、本書は2012年)も以前読んだが、擬態や共生などの昆虫の形・生態にもまして驚いたのは(改めて認識したと言った方が正確だが)、それらの形・生態は「進化」の結果だということであった。即ち、彼らの形・生態は、その個体が意図したわけではなく、偶々生じた(突然)変異において、生存に有利な形・生態が自然選択され、その膨大な積み重ねによってそうなったものなのだ。我々は、あまりにも精巧な形・巧妙な生態を、思わず「(何らかの意図に基づく)戦略」と考えてしまうが、当人たちはそんな「戦略」を立てていたわけではないのである。 そして、そのことは植物についても同様に当てはまるのであり、本書で紹介された植物の「すごさ」も進化の結果なのだ。進化のプロセス・仕組みとは、本当に驚くべきものである。 植物の「すごさ」、面白さがわかると同時に、「進化とは何か」を考えさせてくれる一冊と言えるだろう。 (ただ、文章が淡白で、似たような記述の繰り返しが多いのは難。文章表現にもう少し工夫があれば、より印象の強い本となっただろう) (2022年12月了)

Posted by ブクログ

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