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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2012/07/19 |
JAN | 9784062881678 |
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新しい左翼入門
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新しい左翼入門
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3.9
8件のお客様レビュー
近代日本の左翼の運動史を、簡潔に解説している本です。 著者は、NHKの大河ドラマ『獅子の時代』の主人公である苅谷嘉顕と平沼銑次について、嘉顕が理想や理念を抱いてそれに合わない現状を変えようとする道を選んだのに対し、銑次は抑圧された大衆の中に身を置いて戦う道を選んだと述べています...
近代日本の左翼の運動史を、簡潔に解説している本です。 著者は、NHKの大河ドラマ『獅子の時代』の主人公である苅谷嘉顕と平沼銑次について、嘉顕が理想や理念を抱いてそれに合わない現状を変えようとする道を選んだのに対し、銑次は抑圧された大衆の中に身を置いて戦う道を選んだと述べています。その上で、日本の左翼運動史を、「嘉顕の道」と「銑次の道」の相克として描き出しています。もちろん中心になるのは山川・福本論争から講座派と労農派の対立を経て、戦後の共産党と社会党の二つの流れが生まれるまでの流れで、もちろんこの一冊で左翼運動史の全貌を知ることはできませんが、大きな流れを把握できるようになっています。 「左翼」の人気が凋落して久しいのですが、ナショナリストでありながらマルクスを高く評価する佐藤優の本などを通して、改めて日本の近現代史における左翼思想に関心を抱く若い読者もいることだろうと思います。しかしそうした読者の多くが、それぞれの時代における一流の知性が結集して議論を積み重ねてきた左翼思想史を前にして、たじろいでしまうのではないでしょうか。そうした意味でも、左翼の歴史をとにもかくにも新書一冊で概観することができる本書は貴重だと思います。
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明治維新以降の左翼運動を解説した本。話し言葉で読みやすい。 前半は明治~第二次世界大戦までで、『日本近代史』(http://booklog.jp/item/1/448006642X)で描かれた時代とほぼ一致する。しかし登場する人物は全く異なり、『日本近代史』では描かれなかった面...
明治維新以降の左翼運動を解説した本。話し言葉で読みやすい。 前半は明治~第二次世界大戦までで、『日本近代史』(http://booklog.jp/item/1/448006642X)で描かれた時代とほぼ一致する。しかし登場する人物は全く異なり、『日本近代史』では描かれなかった面を知ることが出来る。 後半は大戦以降からソ連崩壊あたりまでについて解説されている。 この本の柱は「理論に基づいて人を動かそうとする立場」と「集団の一部として人を動かそうとする立場」との対立構造にある。 本書の終盤では、その2つの欠点を補い合う形での組織発展を提唱していて、リーダー論や組織論としても読める。
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まあ、なんか全体的に理論には納得できないけれど、多少の知識は付いたし、こういう考え方があるんだなあってしれたことはかなり有益になった。
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