1,800円以上の注文で送料無料

  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 書籍

老化の進化論 小さなメトセラが寿命観を変える

マイケル・R.ローズ【著】, 熊井ひろ美【訳】

定価 ¥3,300

¥385 定価より2,915円(88%)おトク

獲得ポイント3P

残り1点 ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

4/1(月)~4/6(土)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 みすず書房
発売年月日 2012/04/23
JAN 9784622076759

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

4/1(月)~4/6(土)

老化の進化論

¥385

残り1点
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

3.3

6件のお客様レビュー

レビューを投稿

2013/01/10

1 スフィンクスとラビ 2 メイナード・スミスのシャツ 3 セル・ギャング 4 力 5 グーン・ショーのアインシュタイン 6 小さいメトセラたち 7 郵便配達はふたたびベルを鳴らす 8 チェシャ猫のようなコスト 9 鳥とミツバチ 10 死を招く偶然 11 金儲け欲と痩せ願...

1 スフィンクスとラビ 2 メイナード・スミスのシャツ 3 セル・ギャング 4 力 5 グーン・ショーのアインシュタイン 6 小さいメトセラたち 7 郵便配達はふたたびベルを鳴らす 8 チェシャ猫のようなコスト 9 鳥とミツバチ 10 死を招く偶然 11 金儲け欲と痩せ願望にはきりがない 12 多頭の怪物 13 ウディ・アレンとスーパーマン 14 オッペンハイマーですら 15 長い明日 16 渡し守の舟で

Posted by ブクログ

2012/10/08

ショウジョウバエを実験材料とし、進化論の方法論で老化の原因に取り組んだ科学者の話。 自然選択は生殖期までに働き、進化論に基づけばそれ以降の時期には力を及ぼしにくい(よく考えると当たり前)。その仮説に基づき、長寿命のハエを高齢出産バエを代々選別することにより作り出した。 それらの作...

ショウジョウバエを実験材料とし、進化論の方法論で老化の原因に取り組んだ科学者の話。 自然選択は生殖期までに働き、進化論に基づけばそれ以降の時期には力を及ぼしにくい(よく考えると当たり前)。その仮説に基づき、長寿命のハエを高齢出産バエを代々選別することにより作り出した。 それらの作り出したハエの長寿命の要因を分析すると、耐乾燥性、耐ストレス性が高いこと。また生殖活動は、寿命と相反するファクターであるが、カロリー制限を行うと生殖活動が下がり、寿命が延びる。その背景には脂肪の蓄積と生殖活動のトレードオフがあるらしい。人間でも、去勢をすると寿命が延びるらしい。またカロリー制限も寿命を延ばすが、沖縄のような長寿地域でも2、3年程度しか効果はない。また遺伝子レベルでは数百の遺伝子が老化にはたらくため、老化をコントロールする方法は簡単ではないように思える。

Posted by ブクログ

2012/09/20

本書は進化生物学の研究者による「老化の進化論」にかんする本であり,ショウジョウバエを用いた実験によって老化の進化論を検証していく過程を描いている。また,後半では,ヒトの老化を先送りにする可能性と医療化の実現についても触れられている。 本書によれば,老化は自然選択の力が弱まること...

本書は進化生物学の研究者による「老化の進化論」にかんする本であり,ショウジョウバエを用いた実験によって老化の進化論を検証していく過程を描いている。また,後半では,ヒトの老化を先送りにする可能性と医療化の実現についても触れられている。 本書によれば,老化は自然選択の力が弱まることで生じる(72頁)。より適応度を高める戦略を採用するという進化理論の考え方に従えば,生殖期を迎えるまでは自然選択の力が機能し,生殖後には自然選択の力は弱まると考えられるだろう。つまり,寿命が延びると若齢期の生産力が低下し(85頁),また若齢期の生殖が寿命を短くするのである(100頁)。キーワードは「生存と生殖のトレードオフ」(97頁)である。 ただ,本書では議論が込み入っている箇所も若干あるように感じられる。因果関係が反対に記述されているように読める部分がある(もっとも,十分に読み込めていないせいで単に私に理解できていないだけかもしれない)。 学術論文では仮説と検証が極めて論理立てて述べられており,結論を得るための苦労の道のりが書かれることは少ない。そして,いわゆる科学の啓蒙書というのは,そのような苦労譚や興味深い科学界のエピソードを交えつつ,それらの学術論文で得られた知見をわかりやすく整理して紹介したものだ。本書はそれらのサイエンス本とやや異なり,著者のプライベートな出来事の記述にも多くのページが割かれている。著者は1979年に24歳で博士号を取得したというのだからとても優秀な研究者なのだろう。私生活を犠牲にしてしまうほどに研究に熱中して打ち込む様子が本書の節々からわかる。著者は波乱に満ちた人生を送っているようだ。 現在では,多くの科学理論を誰もが当たり前のものと感じているかもしれない。しかし,それらの科学理論がその地位を獲得する背景には緻密かつ地道な実験の繰り返しがあるのである。本書を読むとそのことを実感できる。また,誰もが老化を避けることはできない。その意味で,本書はすべてのひとに身近なものである。ぜひ一度本書を読んでもらいたいと思う。おすすめの一冊である。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品