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商人 集英社文庫

ねじめ正一【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2012/03/16
JAN 9784087468083

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商品レビュー

4.5

3件のお客様レビュー

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2022/01/17

小説なんで、ドラマティックなんですよ。家業で商人3代というとドラマが無い方がおかしいってもんで。商売をすることとは、なぜ商いをするのか、誰のためか、何のためか。最後に辿り着くのは「伊勢屋にんべん」のあり方、存在意義なんでしょうね。

Posted by ブクログ

2014/06/23

渋い。読んでる自分も渋い。 あきんど、と言えば、大阪なイメージだったけど、 こちらはお江戸の、鰹節屋さんのお話。 商売そのものより、十五、六で、顔も見たこともない人に嫁いで、一生懸命働く女の人たちに、 心がざわざわ。

Posted by ブクログ

2014/03/26

江戸中期の「あきんど」を通して、当時の家族模様や隣保とのかかわり、流通事情、身分制度、風俗風習などを伝えてくれる。誠実でありながら、御用達の看板を掲げるにはそれなりの裏事情もある。そうした艱難辛苦を乗り越える上で、外からの血、すなわち嫁いできた女の支えの大きさも教える。妬みや裏切...

江戸中期の「あきんど」を通して、当時の家族模様や隣保とのかかわり、流通事情、身分制度、風俗風習などを伝えてくれる。誠実でありながら、御用達の看板を掲げるにはそれなりの裏事情もある。そうした艱難辛苦を乗り越える上で、外からの血、すなわち嫁いできた女の支えの大きさも教える。妬みや裏切りはあってもそうした描写は薄く、三郎や油五たちの支援や友情が厚く描かれるのも好ましい。鰹風味のいいダシが効いた一冊。

Posted by ブクログ

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