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何もかも憂鬱な夜に 集英社文庫

中村文則【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2012/02/17
JAN 9784087467987

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商品レビュー

3.8

488件のお客様レビュー

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2024/04/16

何も知らずに終わること、死を選択することはもったいないことだと感じました。自分が好きなことや興味のあるものを見つけるためにも、知見を広げることの重要さを伝えられた気がしました。犯罪や自殺を選択することは世界から逃げることだというものは、確かにそうだなと思ったけど簡単に言って良い言...

何も知らずに終わること、死を選択することはもったいないことだと感じました。自分が好きなことや興味のあるものを見つけるためにも、知見を広げることの重要さを伝えられた気がしました。犯罪や自殺を選択することは世界から逃げることだというものは、確かにそうだなと思ったけど簡単に言って良い言葉でもない気がしました。

Posted by ブクログ

2024/04/16

暗く息苦しいトンネルを抜けると、見たこともない眩しい世界が広がっていることを教えてくれた、そんな作品。 生きていると苦しくて、どうしようもないことがいっぱいあるけど、生ある限り、この世界の素晴らしいものに触れていきたいと思った。 終盤の施設長の言葉、主人公の言葉に胸を打たれた。

Posted by ブクログ

2024/04/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「死」を主軸にしつつ、死に向き合う人達の絶望と、そこに一筋の光として差し込む「芸術」について描かれていた。 黙って死刑を受け入れていた山井が、主人公に勧められたいくつかの芸術に触れることで、こんなすばらしいものがこの世にあったことを知る。「人を殺していなければ、あの人たちが、ぼくに殺されていなければ、どんなことだろうと、ぼくはやっていけると思う」(185)。そのことを知ってから死のうとしている山井の姿が、一層生きることと死ぬことのコントラストを強めていた。

Posted by ブクログ

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