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羊たちの沈黙(下)
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羊たちの沈黙(下)
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商品レビュー
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2023/3/19読了(再読) 『羊たちの沈黙』ファーストコンタクトは、原作小説ではなく、映画版の方。亡き淀川長治先生が司会していた『日曜洋画劇場』枠で、であった。故にレクター博士のイメージは完全にアンソニー・ホプキンスで固定。許せ、マッツ・ミケルセン……。 赦しを乞うなら、住野...
2023/3/19読了(再読) 『羊たちの沈黙』ファーストコンタクトは、原作小説ではなく、映画版の方。亡き淀川長治先生が司会していた『日曜洋画劇場』枠で、であった。故にレクター博士のイメージは完全にアンソニー・ホプキンスで固定。許せ、マッツ・ミケルセン……。 赦しを乞うなら、住野よる『君の膵臓をたべたい』のタイトルを聞いた時、一瞬だけ〈レクター〉シリーズの最新作だと思ったのもそうかな……。
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とても面白かった。 上下巻を一気読み。 サイコパスの代名詞、レクター博士はやっぱり凄かった。 FBI捜査官訓練生のクラリスが、刑務所に収監中の狂人サイコパスのレクター博士との面会から連続猟奇的殺人の犯人像に迫っていく。 とにかくレクターの狂人ぶりが、エグすぎる。 精神科医でありながら、患者を何人も殺害し、独房に収監されている。隙を見せた看護師の顔を噛みちぎったり、置き忘れのボールペンを使い刑務官を襲ったりと、危険極まりない。 脱獄のやり口には、驚くばかりだ。 でも魅力的で憎めない。信用したくなる不思議なキャラだ。 一方、クラリスは優秀な訓練生だが、派手さの無い田舎出の女性。何故かレクターはクラリスを受け入れ、面会を続けていく。レクターの言葉のひとつひとつが謎かけのようだ。 訓練生という立場でままならない中、行方不明者を助けたい一心から、クラリスはレクターの言葉を基に単独で捜査を積み重ねていく。 そして… ハラハラ、ドキドキの展開で、ページをめくる手が止まらなかった。 殺人の動機、方法が猟奇的で残酷。気持ち悪い。 海外では起こりそうな事件ではある。 レクターが脱獄したままなので、これから何かが起こるにちがいない。それにクラリスを放っておくようには思えない。 是非、続編をトマス・ハリスの作品の中から探して読みたいと思う。
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FBI実習生クラリスは、悍ましき仕業を行った獄中のレクター博士との対話を通じ、連続猟奇殺人犯に迫る。 クラリスと犯人との死闘に手に汗握る。 映画のジョディ・フォスターとアンソニー・ホプキンスの印象が非常に強いが、背景が詳細に描かれた本原作には更に重苦しいほどの心理戦が潜む。息が詰まりそうな緊張感は必読。 余談だが、映画でレクターを演じたアンソニー・ホプキンスの出演時間はわずか10分強だったとか。 それなのにあの忘れられない衝撃はもの凄い演技力だとあらためて思う。 マッツ・ミケルセンがレクターを演じるドラマ「ハンニバル」はこれまた美しい映像で、映画とはまた違った世界観だが、こちらも必見。
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