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小さな男*静かな声 中公文庫

吉田篤弘【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2011/11/22
JAN 9784122055643

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商品レビュー

4

39件のお客様レビュー

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2024/03/26

小さな男と静かな声の女の日常的な話が交互に繰り返される作品なのですが、2人の独特の拘りをもった目線によって語られる内容が心地よい。 毎日2人の章を1話ずつ、ゆっくり時間をかけて読みました。 吉田氏らしい上質な大人の作品です。

Posted by ブクログ

2022/10/02

百貨店の寝具売り場に勤めながら日々の記録を書き綴り、「ロンリーハーツ読書俱楽部」に所属する〈小さな男〉。 日曜深夜にラジオのパーソナリティをつとめる34歳の静香。番組名は〈静かな声〉。 〈小さな男〉と〈静かな声〉の二つの物語が交互に語られていきます。 とりとめなく散りばめられた言...

百貨店の寝具売り場に勤めながら日々の記録を書き綴り、「ロンリーハーツ読書俱楽部」に所属する〈小さな男〉。 日曜深夜にラジオのパーソナリティをつとめる34歳の静香。番組名は〈静かな声〉。 〈小さな男〉と〈静かな声〉の二つの物語が交互に語られていきます。 とりとめなく散りばめられた言葉たちが、まるでシャワーを浴びているように心地よく降りかかってきます。 これから何が始まるのだろうか。 いえ、もうすでに物事は始まっているのです。 日曜日の深夜にふと耳にしたラジオ放送。 その瞬間に得られたささやかな幸福感。 そして、何かが少しずつ変わりはじめます。 そのきっかけは自転車、赤い手帳、一通の絵葉書、初めてみたDVD…。 頑なに閉ざしていた心が解きほぐされ、日々の暮らしが愛おしく感じられ、読み終わると何だか嬉しくなります。 何とも言えない不思議な物語です。

Posted by ブクログ

2022/05/02

二人の日常が交互に描かれている小説。水のようにサラサラ読める(気がする)はずなのに、解説で重松清さんが言うように、読むのにかなり時間がかかった。なんか「大豆田とわ子と三人の元夫」的な日常感とそれを自分に当てはめて考えてしまうリアリティのある小説。終わりに行くに従って登場人物が二人...

二人の日常が交互に描かれている小説。水のようにサラサラ読める(気がする)はずなのに、解説で重松清さんが言うように、読むのにかなり時間がかかった。なんか「大豆田とわ子と三人の元夫」的な日常感とそれを自分に当てはめて考えてしまうリアリティのある小説。終わりに行くに従って登場人物が二人とも愛らしく見えてくるのも良かった。読んだって何か変わるわけではないけれど、読んだ後は日常に対するアンテナを高くできるような、そんな小説でした。

Posted by ブクログ

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