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万里の長城は月から見えるの?

武田雅哉【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2011/10/13
JAN 9784062168632

万里の長城は月から見えるの?

¥220

商品レビュー

3.2

6件のお客様レビュー

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2013/12/28

見えるのかと言えば、見えない。 当然なのだが、ではなぜ何時からそんな言葉が流布され、且つ彼の国ではどんな意味を持ってきて、これからどうなるのか。 とっても面白い。物理の本ではありません。

Posted by ブクログ

2012/08/17

まず大前提として、タイトルの問は否、である。長細すぎて見えないそうな。 じゃあこの本は何?というと、この説が産まれた背景や、初の中国人宇宙飛行士の見えなかった証言から始まる一連の騒動を追いながら、中国をめぐる諸外国と、中国自身の想像力を覗こうという、著者曰く「長編エッセイ」。 ...

まず大前提として、タイトルの問は否、である。長細すぎて見えないそうな。 じゃあこの本は何?というと、この説が産まれた背景や、初の中国人宇宙飛行士の見えなかった証言から始まる一連の騒動を追いながら、中国をめぐる諸外国と、中国自身の想像力を覗こうという、著者曰く「長編エッセイ」。 で、この神話の始まりはどうも17世紀頃のヨーロッパ人が中国に来て、その大きさを表現するために、これは宇宙からも見えるに違いない!と書いたあたりから始まったっぽい。 で、天文学者をはじめ、色んな人がしばしば否定したものの、何時の間にか、20世紀に入るころには定着した模様。で、アームストロング船長の発言(のちに自ら訂正したけれども)で月から見えることになってしまう。 で、どうも見えない、となったときの中国での話が本書のミソ。教科書の話をどうする?アメリカがウソついたのを我らが中国の宇宙飛行士はホントのことを言ったetc… ひとくくりに中国人、とするのは難しいですが、彼らの考え方や思考回路みたいなのをちょっと垣間見るような一冊。

Posted by ブクログ

2012/01/19

「万里の長城が月(宇宙)から見える」という都市伝説について。 普通に書くだけで十分なのに、面白く書こうとがんばってる感満載の文体にイライラする。 最初は特に我慢が必要。地が出たのか、あるいはつかみだけは頑張ってみたのか、進むにつれて文章が落ちいてくる。 興味深い題材という意味で...

「万里の長城が月(宇宙)から見える」という都市伝説について。 普通に書くだけで十分なのに、面白く書こうとがんばってる感満載の文体にイライラする。 最初は特に我慢が必要。地が出たのか、あるいはつかみだけは頑張ってみたのか、進むにつれて文章が落ちいてくる。 興味深い題材という意味でそれなりに面白いけれど、書き方は(文体も姿勢も構成も)面白くない。 西洋の長城観は必要な部分のはずなのに無駄話に見える。大事なピースなのはわかるけど浮いている。絡んでない。 とりあえず中国人(の一部)にとっての「万里の」長城は、日本人(の一部)にとっての「万世一系のY染色体」みたいなもんらしいのはわかった。 月から見えるとか古いとか長いとかいう伝説(思い込み)について語っているにもかかわらず、証明が雑なのが気になる。 児童用教科書の寓話と検証のない専門書?とネットの噂を並べて書いてる人に「この言はいろいろごっちゃになってるから厳密に区別すべき」なんていわれても「お前が頑張れ」としか… 「月から見えそうなほど」大きいという比喩の言説と、見えるはずだという思い込みの言説はわけたほうがいいんじゃないかな。 西洋人のいう「アジアの誇張的表現」(”万里”の長城、とか)は、八百万や八百八町と同じ、「いっぱい」という意味の「例え話」にすぎない。 それがいつから「事実」に摩り替わってしまったのか。 宇宙が今より遠かった時代の神話と、宇宙に行ける時代の見てきた話。 西洋人のオリエンタリズムと、中国人の自国をよく思いたい心理。 これらのひとつひとつには納得できるのに、繋げちゃうからおかしくなる。 西洋人の思い込みが中国人に与えた影響を書かなければ(影響があったとしての話だけど)、月からも「見えそうな」長城→西洋人の描く長城→宇宙時代の西洋人の発言(お調子者によるリップサービス系ジョーク)→中国人の愛国心 という図式は成り立たない。 時系列に沿って並べただけで相関は書かれていないから、「月から見える万里の長城」という「それっぽい話」を検証する本だったはずなのに、それっぽいことを書いただけで終わっちゃってる。 受けを狙ってすべったような語り口は最後まで気に食わなかった。 ほのめかしや嫌味ったらしい書き方も嫌だ。 不満があるなら批判すればいいのに、真っ向から反論させない「からかい」の様式で逃げを打つのが気に入らない。 もしこれが中国で中国人向けに書かれたものであれば、不快さも少しは軽減されたかもしれない。 大きな流れに疑問を呈すため、その群に歯止めをかけるなら皮肉も武器になる。 でもこの本は無関係な日本で無関係な日本人を読者に想定して書かれている。 他人事なら他人事として思いっきり外からただ楽しめばいいものを、殊更に嗤ってみせる姿勢が不愉快。 「秦の毛人」の怪談(袁 枚(えんばい)『子不語』 毛深い山人。長城建設から逃げた人の末裔といわれ「長城を築け」と叫べば追い払える) 「飛騨の怪談http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/4840121710」や「お姫様とゴブリンの物語http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/4001120976」のゴブリンに似ている。 飛騨の怪談は中国の影響を受けているかもしれないけれど、追いやられる異形はどこも似た経路をたどるのかな。

Posted by ブクログ

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