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オリンピックの身代金(上) 角川文庫

奥田英朗【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/角川グループパブリッシング
発売年月日 2011/09/23
JAN 9784043860043

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オリンピックの身代金(上)

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商品レビュー

4

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2024/02/04

時代が最初の東京オリンピックなので、色々と勉強になりました。 まだまだ、貧富の差が激しく切ない思いでした。 また、工事による死者の数も多く大変な時代だったのだと思う。 主人公が悪に染められていくのが、いわゆる闇堕ちみたいでした。 小生、東京オリンピックのカイサイをボウガイしま...

時代が最初の東京オリンピックなので、色々と勉強になりました。 まだまだ、貧富の差が激しく切ない思いでした。 また、工事による死者の数も多く大変な時代だったのだと思う。 主人公が悪に染められていくのが、いわゆる闇堕ちみたいでした。 小生、東京オリンピックのカイサイをボウガイします――兄の死を契機に、社会の底辺というべき過酷な労働現場を知った東大生・島崎国男。彼にとって、五輪開催に沸く東京は、富と繁栄を独占する諸悪の根源でしかなかった。爆破テロをほのめかし、国家に挑んだ青年の行き着く先は? 吉川英治文学賞受賞作

Posted by ブクログ

2023/10/12

図書館で予約して長い間待って手にした。本の傷み具合からして、たくさんの人に読まれてきた作品なんだろうな、ということがわかる。 昭和39年 、オリンピック開催目前の日本。オリンピック 会場設営のため、奴隷のような過酷な労働を強いられ、どれだけの出稼ぎ人夫が死んでいったことか‥。私...

図書館で予約して長い間待って手にした。本の傷み具合からして、たくさんの人に読まれてきた作品なんだろうな、ということがわかる。 昭和39年 、オリンピック開催目前の日本。オリンピック 会場設営のため、奴隷のような過酷な労働を強いられ、どれだけの出稼ぎ人夫が死んでいったことか‥。私もそれは日本の黒歴史として知っている。 「オリンピックの人柱 として 国家に生贄のように 捧げられた」出稼ぎ人夫たち。作者はそこに目を向けた。そして「この国のプロレタリア アートは歴史上 ずっと支配層に楯突くことをしてこなかったので我慢することになれきってしまった」というあきらめ。そこに一人の学生が一石を投じるようとする。「権力者に対して従順ではない羊もいる」ことを示そうとする。 私は最初の東京オリンピックを見てきた世代だ。幼心にも強烈に焼き付いたカッコいい日本。そして万能感。その裏で無駄死にした犠牲者がいることの落差と格差。その格差に読んでいて胸が苦しくなる。作者はそこを書こうとしたのだろう。 容疑者になった学生が その後どうなるのか無性に気になり、後半を手にした。

Posted by ブクログ

2023/04/14

前半読了。 ぐいぐいと読者を惹きつけるストーリー。テンポもいい。人物の背景も興味深い。 後半が楽しみ。

Posted by ブクログ

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