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霧の塔の殺人
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霧の塔の殺人
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商品レビュー
4.3
4件のお客様レビュー
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あらすじ 岩手県太平洋岸、小さな村小金牛村の端にある雲上峠。首を切断された死体が見つかった。被害者は町の有力者。しかし、最近漁業組合から閉め出されたともいう。容疑者は漁業組合のものかと疑われたが、第2の殺人が起こる。村では、仕事を休んで帰ってきている女性に本家の息子がストーカをしている。息子は長年引きこもりだったが、とうとう両親を猟銃で殺害、国会議員に脅迫状を送りつけ、爆弾の用意もしているらしい。 つかみどころのない作品だったなー。藤田刑事シリーズだけど、藤田刑事が一番目立っていたわけでもない。新聞記者の一方井も結構働いていたし。村での猟奇殺人、ストーカー、両親殺害、爆弾予告、政治家も絡んでいるかも?と、幅広かった。昔風の村サスペンスと見えて、現代社会のいろいろな面を映していた。
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「不利と思わず、弱者と思わず、ましてや虐げられていると思わず、まず今できることをやる。それしかないからね。そのうちできることも見えてくる。遠回りしてもその先に目指すものがあるって信じるのは、大切なことだと思わないか?一方井くんも、いつかどうしようもなくへこんだ時、希望は捨てるなよ...
「不利と思わず、弱者と思わず、ましてや虐げられていると思わず、まず今できることをやる。それしかないからね。そのうちできることも見えてくる。遠回りしてもその先に目指すものがあるって信じるのは、大切なことだと思わないか?一方井くんも、いつかどうしようもなくへこんだ時、希望は捨てるなよ。糸一本でも繋げておけ。そして夢ではなく、目標を持つんだ。」 面白いな〜。「村」ものはやっぱ面白いな〜。
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前作に続き、地方が抱える問題に追いつめられてゆく人の姿に苦しくなる。一方井さんの軽さが救い。 今作は怪談弱めで、藤田警部補の暴走上司や成一の神出鬼没ぶりなど現実に生きてる人間の方が恐ろしかった。
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