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浅草十二階 塔の眺めと“近代"のまなざし

細馬宏通【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青土社
発売年月日 2011/08/26
JAN 9784791766185

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商品レビュー

3

4件のお客様レビュー

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2024/02/16

風船男をはじめとする起こった出来事については面白く読んだが「パノラマ」とは何かみたいなのは目が滑りさっぱり頭に入らなかった

Posted by ブクログ

2023/03/27

「死者が私のふるまいを見たら、どう思うだろう」という問いが事あるごとに回帰して、そこにいない死者の判断を己の行動の規矩とする人にとって、死者は「存在しないという仕方で存在する」。 それどころか、しばしば死者は「生きている時よりもさらに生きている」のである。 内田樹氏の『死と身体...

「死者が私のふるまいを見たら、どう思うだろう」という問いが事あるごとに回帰して、そこにいない死者の判断を己の行動の規矩とする人にとって、死者は「存在しないという仕方で存在する」。 それどころか、しばしば死者は「生きている時よりもさらに生きている」のである。 内田樹氏の『死と身体』の引用である。浅草にとっても十二階(凌雲閣)はどのようなイメージなのだろうか。浅草十二階は、今はもう存在しない。しかしながら、明治末期から1923年の関東大震災までの一定期間、所謂大正モダンとも言われる期間の間、存在した幻の煉瓦塔である。煉瓦でできた浅草十二階は日本最初のエレベーターを擁した最新鋭の建造物であった。しかし、時の経過とともに、過去の遺物として扱われ、終いには関東大震災で半壊し、その後爆破されてしまう。一度は栄華を極めた人物が凋落していくフイッツジェラルドの『グレート・ギャッツビー』のような儚さがある。 本書では、石川啄木、田山花袋、川端康成、江戸川乱歩が描いた浅草十二階を参照しつつ、塔が近代人のまなざしに与えた影響や、その当時のメディア、空気について語られている。ベンヤミン等、いささか専門的で難しいところもあるが、全体として浅草十二階が人々に与えた影響や観念の変化について、丁寧に語られている。 改めて、浅草十二階は存在しない、しかし、本書を読んだ後に、浅草の空を除くと、印象深い赤煉瓦の塔が目に浮かぶ。今はなき儚いこの塔に関する知識は、浅草に確かに存在した明治から大正にかけての一時代を呼び覚ます空虚として機能してくれる。 この塔を死者とみなした時、浅草の空に「生きているときよりもさらに生きている」塔の姿をそこに見ることができる。

Posted by ブクログ

2012/10/28

華やかな高い展望台としての登場から、飽きられ、廃れていく様が面白い。 日本初のエレベーターが事故の多さに危険だからと半年で止められていたらしい。 しかし、技術の発展で大正3年に人知れず復活。 平日は閑散として、壊す計画まであったが、持ち主は反対。費用の問題だったらしい。 大震災...

華やかな高い展望台としての登場から、飽きられ、廃れていく様が面白い。 日本初のエレベーターが事故の多さに危険だからと半年で止められていたらしい。 しかし、技術の発展で大正3年に人知れず復活。 平日は閑散として、壊す計画まであったが、持ち主は反対。費用の問題だったらしい。 大震災で半壊し、垂れ下がった福助足袋の巨体看板も危険とのことで、爆破された。万歳万歳と声があがったそうな。 明治時代のハイカラから大正時代の戦争景気で古いものが廃れていく象徴のようで興味深い。

Posted by ブクログ

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