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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2011/07/23 |
JAN | 9784121021205 |
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気候変動とエネルギー問題
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気候変動とエネルギー問題
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商品レビュー
3.9
22件のお客様レビュー
クライメートゲート事件で煽っているところ以外は、丸山茂徳先生と同じくスベンスマルク効果のほうが、二酸化炭素よりも気候変動のドライバーとして大きいという主張。スベンスマルク効果とは、宇宙線量の増減→雲の量の増減→太陽光の反射の増減が、気候に影響しているという仮説。宇宙線量の増減は、...
クライメートゲート事件で煽っているところ以外は、丸山茂徳先生と同じくスベンスマルク効果のほうが、二酸化炭素よりも気候変動のドライバーとして大きいという主張。スベンスマルク効果とは、宇宙線量の増減→雲の量の増減→太陽光の反射の増減が、気候に影響しているという仮説。宇宙線量の増減は、大気中の炭素同位体の量に影響するので、千年杉の年輪を調べれば、その年輪の時期と炭素同位体の量に相関関係があることが調べられるという研究を引用している点も、丸山先生と同じ。 二酸化炭素濃度と気温の相関よりも、宇宙線量(の目安になる炭素同位体の量)と気温の相関の方が、高い相関性が見られるから、二酸化炭素よりも宇宙線量のほうが相関性が高いのだという結論の導き方も、丸山先生と同じ。 しかし、その根拠資料の引用の仕方が、それぞれ違う目的の数値データのつまみ食いではないのだろうか。だとしたら、バカを騙す温暖化懐疑論ビジネス学者の武田邦彦と同じ論法だ。
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力作。 2011年7月発行の本ですので「今さら」なのですが、恥ずかしながらこの本に書かれていることをきちんと認識していませんでした。 もしもまだ ・地球は温暖化している ・その理由は主にCO2の排出増加による温室効果だ という認識をお持ちの方がいらしたら、必読です。 「京都議定書...
力作。 2011年7月発行の本ですので「今さら」なのですが、恥ずかしながらこの本に書かれていることをきちんと認識していませんでした。 もしもまだ ・地球は温暖化している ・その理由は主にCO2の排出増加による温室効果だ という認識をお持ちの方がいらしたら、必読です。 「京都議定書」を批准しないアメリカはけしからん、という辺りで私の認識は止まってしまっていました。10年、少なく言っても5年は世界の認識の趨勢から取り残されていたようです、私。(恥)
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人為的起源による二酸化炭素は地球温暖化には寄与していない。 地球温暖化の原因は、我々の産業活動による二酸化炭素排出量の増加によるものであるという言説を当たり前のものにしていたため、頭を殴られたような衝撃を受けた。 確かに、二酸化炭素による温室効果は存在するものの、地球システムによ...
人為的起源による二酸化炭素は地球温暖化には寄与していない。 地球温暖化の原因は、我々の産業活動による二酸化炭素排出量の増加によるものであるという言説を当たり前のものにしていたため、頭を殴られたような衝撃を受けた。 確かに、二酸化炭素による温室効果は存在するものの、地球システムによる氷期間氷期の繰り返しのメカニズムに比べたら微々たるものであるとのこと。 現に、人為的起源による大気中の二酸化炭素濃度は増加傾向にあるものの、2000年代以降温度上昇は横ばい、あるいは寒冷化へと向かいつつある。 IPCC報告書は気候変動、地球温暖化におけるバイブルのようなものと考えていたが、クライメートゲート事件により権威の失墜が著しいと聞いて落胆もした。 人為的起源による二酸化炭素濃度の変動よりも、天の川銀河系内における太陽系の占める位置に起因する宇宙線量の変化が気候変動をもたらすという言説のダイナミックさ、明快さには目から鱗が落ちる思いだった。 勿論、並行して地球温暖化の是非を学ぶ必要はあるが、気候変動を学ぼうとするものにとって必読の一冊であるように思う。
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