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日本海軍400時間の証言 軍令部・参謀たちが語った敗戦

NHKスペシャル取材班【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2011/07/15
JAN 9784104056033

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商品レビュー

4.3

37件のお客様レビュー

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2018/08/11

戦後、当時の海軍メンバーにより開催された反省会のテープを通して戦時に日本海軍がどのような考えを持ち、どのように意思決定がなされていったのかを明らかにしていく書。テレビ放送は見ていないが、明らかにテレビとは違って細かな記述がおおく、それだけに本の厚みもある。 結論から言うと、「あ...

戦後、当時の海軍メンバーにより開催された反省会のテープを通して戦時に日本海軍がどのような考えを持ち、どのように意思決定がなされていったのかを明らかにしていく書。テレビ放送は見ていないが、明らかにテレビとは違って細かな記述がおおく、それだけに本の厚みもある。 結論から言うと、「あの時の空気に抗えなかった」等と戦犯たちが証言していたことは知っていたので、改めてうんざりすることになった。 意思決定の過程は非常に「雑」であったし、上層部が現場指揮官に責任を押し付けて天皇、そして自分たちを守るという(上層部は否定しても、まず有責であることは間違いない)、吐き気すら覚える展開だった。 そして、回天の説明箇所は驚愕だった。そんな兵器を今後作らないように、誰も乗ることのないように、犠牲の上に作られた社会に暮らす僕たちが、反省を次の時代に生かしていかないといけない。

Posted by ブクログ

2017/01/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2011年刊。◆タイトルそのままでの叙述を期待すれば、肩透かしを食う。本書は同名のドキュメントTV/Nスペの制作秘話。ただ、それに止まらない。特攻作戦の組織的・兵装的準備が巷に流布されている時期よりも早期である点。あるいは、東京裁判における海軍の組織的隠蔽工作とその際に切り捨てられた現場責任者の存在も、座視しえない意義が感得できる。加えて、戦争開始の決断が海軍の組織保全・歳費獲得の手段であった点。これは近時指摘が多いが、等閑視すべきでないのは勿論。ともかく、本書に一読の価値あるのは間違いない。 もっとも、本書のようなTVドキュメントの制作秘話は史的検討には物足りず、これまでの歴史的通説を覆滅するかもしれない「海軍反省会」での討論を開陳するよりも価値やインパクトがあるかは疑問なしとしない。◆補足。海軍反省会は昭和55年ごろに、海軍の中堅士官を中心に、海軍の太平洋戦争における関わりと責任を非公開を前提にして討議し続けた私的な会合。会合を録音したテープの存在が開示され、あるいは発見・提供された。会の参加者は本TV放映時にも多くが鬼籍入り。また、本取材時にも続々と鬼籍入り。今しか書けないものであった。 もう一つ、制作者のブレーンによる述懐をあげる。非常に心に残ったので…。「自身は1944年生まれ。敗戦直後の記憶が生々しく『大日本帝国』が犯した罪やアメリカの恐ろしさを忘れることができない。あなたたちは戦後生まれなんで、そうした呪縛がない以上、もっと自由に、これからの問題として戦争について考えられるはず…。」「特攻を語る時は、冷徹に、冷徹に、語らないといけませんよ。特攻隊員に対する…涙は、心の底にぐっと抑え込んで、冷徹に事実を見る…。そうすることでしか、『戦争指導者側』に迫ることはできない。」と。深い…。

Posted by ブクログ

2015/05/10

「日本海軍400時間の証言」 最近本屋に行ったときに文庫本になっていたのを見つけて、買ったまま積読になっていたのを思い出して読み出した。高いハードカバーを買っておいて損したと思いながら。 この本のタイトルの番組はだいぶ前にNHKスペシャルで放送していたが見逃してしまった。 本は番...

「日本海軍400時間の証言」 最近本屋に行ったときに文庫本になっていたのを見つけて、買ったまま積読になっていたのを思い出して読み出した。高いハードカバーを買っておいて損したと思いながら。 この本のタイトルの番組はだいぶ前にNHKスペシャルで放送していたが見逃してしまった。 本は番組制作後作られ、担当したプロデューサーやディレクターたちがそれぞれの担当分を主に書くような構成でできている。 主題は太平洋戦争がどのように始まったのか、その経緯から現代に生かせる教訓は何かという視点に立ち、戦争を始め指揮した側の内情を中心に書かれている。 取材の始まったきっかけは海軍反省会という、元海軍士官たちの戦争を振り返っての反省会の録音テープが見つかったことからスタートしている。いわば戦争を始めた張本人たちの証言が元になっている。 反省会は1980年から1991年まで131回にわたってほぼ毎月開かれていた。そして、始まったのも海軍トップにいた元上官たちが亡くなった後に始まっているというのが興味深い。上官がいるところでは面と向かって意見が言えない軍隊ならではの上下関係があることがよくわかる。 本書の内容は番組にしたがって、開戦、特攻、そして戦犯裁判である。 知らないことも多かったし、番組スタッフの苦労や思いも書かれていて読み応えがあった。事実を残そうとして奮闘した人たちの思いが伝わる。 本の入稿、校了の時に東日本大震災が起きエピローグでの以下の言葉が重い。 「最悪の事態を予想せず、楽観的な予測に基づき、作戦を立案する。最前線に無理を強い、幹部は責任を取らない。外交努力、説明責任を果たすことを怠り、諸外国から孤立する。真実を国民に公表せず、現場を軽視し、ひいては国民の命を危険に晒す・・・・・。」 戦争当時と同じことが原発事故で起こっているではないか。 過去の話ではなく今起こっている組織の話ではないのか。 戦後70年という節目にたまたま読んだこともあるが、考えさせられる、考え続けねばならない問題であると感じた。 番組は見逃したがNHKオンデマンドにあるようなので改めて番組も見てみたい。

Posted by ブクログ

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