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夜回り先生 いのちの授業
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夜回り先生 いのちの授業
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商品レビュー
4.5
6件のお客様レビュー
中日新聞での夜回り先生のエッセーがまとめられた「いのちの授業」。 いのちの時間、人間力の時間、出会いの時間、自然の時間・・・。 こころ、哲学―倫理だけでなく、 坐禅と呼吸、合掌すること―宗教や、 歩く、農業を営む―自然の力など、 私たちのほんとうの「いのち」を生かして...
中日新聞での夜回り先生のエッセーがまとめられた「いのちの授業」。 いのちの時間、人間力の時間、出会いの時間、自然の時間・・・。 こころ、哲学―倫理だけでなく、 坐禅と呼吸、合掌すること―宗教や、 歩く、農業を営む―自然の力など、 私たちのほんとうの「いのち」を生かしてくれる優しいエッセーです。
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辛い時に頑張れる本 辛いけど頑張りたい 社会のために頑張りたい 後悔しないように生きたいと 思わせてくれる一冊です。
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冒頭の「いのち」の詩がいい。心に深く響きます。 水谷先生のどの本もそうですが、子ども達に対する本当に温かい心を感じます。そして、先生の「人に優しさを配ろう。人のために何かをしよう」と言う言葉。 先生が夜回りで出会う子ども達は、近くの大人たちを信じられず、昼の世界に居場所を感じる...
冒頭の「いのち」の詩がいい。心に深く響きます。 水谷先生のどの本もそうですが、子ども達に対する本当に温かい心を感じます。そして、先生の「人に優しさを配ろう。人のために何かをしよう」と言う言葉。 先生が夜回りで出会う子ども達は、近くの大人たちを信じられず、昼の世界に居場所を感じることができなくて、夜の街にやって来た子ども達。その子ども達に「人に優しさを配ろう」というのは、その子たちにとっては、難しいことではないか思います。葛藤を覚えるのではないかと思います。でも、それを乗り越えて、自分のできることを、人のために行動に移す時に、何かが変わり始めるのではないかと思います。 この本に紹介されているエピソードで「がんばりすぎない」に紹介されていた母子の話に涙が出てきました。 3歳ぐらいの女の子を持つお母さん。がんが骨にまで転移していて、子どもと過ごせる時間もあとわずかという。父親はいない。母親がなくなったあと、女の子はたった一人で生きて行かなくてはいけない。だからどんなことも自分の力で乗り越えて行けるように、強い子に育てたい、と。 そのお母さんに水谷先生は言います。 「お母さん、あなたはえらい。でも頑張りすぎです。あなたがこの子のもとを去っても、必ずこの子を守る人がいます。まずは、わたしがいのちある限り守りましょう。たとえ、私がこの世から去っても、次にこの子を守る人たちがたくさんいます。・・・ ただし、今のような子育てをしていると、この子はだれにも頼れない子になってしまいます。それは間違いです。人は一人では生きることはできません。支え合って生きるものです。人の好意に甘えることが必要な時もあります。がんばらなくて、いいんだよ」 そこまで言える水谷先生。 先生の自分を投げ出して、子ども達にどこまでも愛情を注いでいく。その姿に、その強さはどこからくるのだろうと思います。
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