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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | エンターブレイン/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2011/04/30 |
JAN | 9784047272231 |
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商品レビュー
3.9
8件のお客様レビュー
あさとを異界に置き去りにして小田桐は安息を手に入れた。しかし、繭墨のそばにいる以上怪異から離れることは出来ない。繭墨霊能探偵社に来た依頼は麗泉女学園内で自殺した生徒の原因の調査だった。 「誰かが望みさえしなければ誰も死なない」神宮ゆうりの言葉が今回のB.A.Dのキーワードだと思う...
あさとを異界に置き去りにして小田桐は安息を手に入れた。しかし、繭墨のそばにいる以上怪異から離れることは出来ない。繭墨霊能探偵社に来た依頼は麗泉女学園内で自殺した生徒の原因の調査だった。 「誰かが望みさえしなければ誰も死なない」神宮ゆうりの言葉が今回のB.A.Dのキーワードだと思う。基本的にこの作品は人の暗い部分を思い知る。人はこんなに自分が可愛くて、大変で、可哀想で、特別なんだと感じる。自分のためなら、人を陥れる可能性がある。しかし、それだけで終わらないのが小田桐の存在だ。巻き込まれ体質で、人を救うために画策し、自分が傷つくことに怯えながらも自分を犠牲にする彼は人の良心を具現化している。それが、読了後の後味の悪さを感じさせない要素だと思った。
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俗世から隔離された学園からの依頼で赴けば 妙な花と、猫仮面の妙な少女。 相変わらずというべきか、加速してるというべきか 描写が怖いというか、想像しやす過ぎるというか。 結局誰が弱く、誰が強いのか。 女性はいざとなれば動じなくなる、と言いますが これはそれを超えまくっている気がし...
俗世から隔離された学園からの依頼で赴けば 妙な花と、猫仮面の妙な少女。 相変わらずというべきか、加速してるというべきか 描写が怖いというか、想像しやす過ぎるというか。 結局誰が弱く、誰が強いのか。 女性はいざとなれば動じなくなる、と言いますが これはそれを超えまくっている気がします。 強い、というよりも、冷静になっている、というべき? なんだかこう…淡々としている気も。 明確なルールがない故の混乱と あれから存在し続けた罪悪感。 性格を考えれば納得、な感情ですが、正直なところ おいてきて忘れても大丈夫な人物です。 話としては、そこで終わってしまう思考ですがw ストーリーと関係なく気になるのは チョコ味際立つビーフシチュー。 どんなものなのでしょう??
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第1巻からのストーリーに、ようやく結末がつくことになります。 麗泉女学園という全寮制の高校で、一人の女子生徒が自殺し、その原因調査の依頼が小田桐たちのもとに持ち込まれます。高校に到着した小田桐とあざかは、一人の行方不明となっている女子生徒の殺人事件が隠されていることを突き止めま...
第1巻からのストーリーに、ようやく結末がつくことになります。 麗泉女学園という全寮制の高校で、一人の女子生徒が自殺し、その原因調査の依頼が小田桐たちのもとに持ち込まれます。高校に到着した小田桐とあざかは、一人の行方不明となっている女子生徒の殺人事件が隠されていることを突き止めます。 ところが、調査を進めるあざかたちの前に、神宮(じんぐう)ゆうりと名乗る異能者の女子生徒が姿を現わします。猫の仮面を着けた彼女は、「狐」があざかたちを相手に用意したゲームを模倣し、小田桐たちを次々と奇妙な体験へと誘い込みます。 やがて小田桐は、ゆうりがお腹に「狐」の子を宿していることを知ります。ゆうりは自殺を図り、異界の子を宿した子宮だけが生き続けます。小田桐は、異界とのつながりを断ち切るため、あざかから受け取った銃を手に、ふたたび異界に堕ちた繭墨あさとのもとへと向かいます。しかし小田桐が下した決断は、あさとを異界から救い出すというものでした。小田桐は、自分自身の甘さとそれがもたらすことになるかもしれない結果も含めて、受け入れるほかないと決意したのでした。 ストーリー的には、繭墨あさととの対決がおこなわれる前巻がクライマックスで、この巻はその後日譚と言えるかもしれません。とはいえ、小田桐の内面のドラマに決着がつけられることになっていて、本巻を読んでようやく落ち着いた気分になりました。
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