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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2011/01/21 |
JAN | 9784122054257 |
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八日目の蝉
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八日目の蝉
¥220
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商品レビュー
3.9
1564件のお客様レビュー
憎むべき相手は誰?
前半は別れた愛人の子を誘拐して逃亡生活を続ける希和子目線、後半は誘拐された薫が大人になってからの恵理菜目線で話が進む。 誘拐は卑劣極まりない犯罪、と分かっていても何故か前半では希和子が捕まらないで欲しいと思ってしまう。 それが後半、恵理菜が主役になると、その苦しい胸の内に...
前半は別れた愛人の子を誘拐して逃亡生活を続ける希和子目線、後半は誘拐された薫が大人になってからの恵理菜目線で話が進む。 誘拐は卑劣極まりない犯罪、と分かっていても何故か前半では希和子が捕まらないで欲しいと思ってしまう。 それが後半、恵理菜が主役になると、その苦しい胸の内に哀れを感じてしまう。 本当に憎むべき人はいたのだろうか?確かに愚かな人たちだったけれど・・・。 まあ、一つ言えることは、男が情けない! そして、ラストの、海に踊る光の情景がとても美しくて、心に響く。
ミルク
犯罪者
誘拐は確かに犯罪。 しかし『お母さん』らしいのはどっち?と問われると私は『誘拐犯』をお母さんだと思ってしまう。読み進める手が止まりませんでした。
鹿内美保
角田光代さんの作品を読んだのは、2月10日に読了した『さがしもの』に次いで2作目です。 『さがしもの』がとても良かったので、角田さんの違う作品も読もうと本屋さんで探していたところ、「角田光代の代表作」と書いてある本書『八日目の蝉』の帯に目が留まり、あらすじを読んだところでレジに...
角田光代さんの作品を読んだのは、2月10日に読了した『さがしもの』に次いで2作目です。 『さがしもの』がとても良かったので、角田さんの違う作品も読もうと本屋さんで探していたところ、「角田光代の代表作」と書いてある本書『八日目の蝉』の帯に目が留まり、あらすじを読んだところでレジに向かいました。 読了して直ぐに本文を書いていることもあり、少し冷静な評価ではないのかもしれませんが、私が今までに読んだ中でベスト10に入るほど好きな作品となりました。 とりわけ、1章の中盤(つかの間ではあったが、小豆島での幸せな生活)から(そうなることが必然とはいえ、希和子と薫の生活が終焉となる)章末までと、フェリーで小豆島へ向かおうとする(大人になって身ごもっている)薫と、それが薫とは気づかないまでも、その姿に面影を見る希和子のすれ違うエンディングには心が大きく揺さぶられ、涙腺も崩壊してしまいました。 希和子と薫が血を分けた実の母と娘ではないのは事実ですが、親子であったのは二人の間の真実でしたね。 最後に、本作品は映画化もされ、日本アカデミー賞を受賞している名作らしいので、是非観たいと思います。
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